終末旅団SRPG『リデンプションリーパーズ』は、『ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』ディレクターがゲームデザインを担当。音楽は『大神』の近藤嶺氏
Binary Haze Interactiveは2月16日、『リデンプションリーパーズ』のファイナルトレーラーを公開。あわせて、本作の開発スタッフについても公開されている。
『リデンプションリーパーズ』はシミュレーションRPGだ。対応プラットフォームはPC(Steam)およびPS4/Nintendo Switch。舞台となるのは異形の軍勢モースに国々を滅ぼされた世界。絶望的な状況の中、この世界の唯一の希望「灰鷹旅団」がモースと渡り合っていた。狡猾な奇襲戦法や集団戦術を得意とする旅団は、かつて人々から忌み嫌われ忘恩の死神と呼ばれていたという。プレイヤーはそんな彼らを操作してダークファンタジーの世界で戦いを繰り広げる。同作は2月23日に発売を控えている。
先行プレイしたIGN Japanは、本作を高難度のSRPGであると評していた。高難度のSRPGといえば、『ファイアーエムブレム』シリーズを彷彿とさせるが、実際に同作のスタッフが参加しているようだ。具体的には、堀川将之氏がゲームデザイン/チューニングとして参加しているとのこと。
堀川将之氏は、かつてインテリジェントシステムズに在籍し、『ファイアーエムブレム』シリーズに数多く携わった人物。個人サイト「FEメモ」によると同氏は『トラキア776』にて開発に参加し、『封印の剣』『蒼炎の軌跡』『新・暗黒竜と光の剣』にディレクターとして参加。そのほかの作品にも、シナリオやサポートなどさまざまなかたちで携わっている。任天堂公式ホームページの『蒼炎の軌跡』の開発者インタビューにも登場している。『ファイアーエムブレム』をよく知るクリエイターのひとりであるといえる。そんな人物が本作のゲームデザインを担当しているようだ。
開発については、既報どおり『ENDER LILIES』を共同制作したアドグローブが担当。『ENDER LILIES』を総指揮した小林宏至氏がディレクションを手がけるそうだ。脚本については、初代『メタルギアソリッド』の脚本(共同)や設定協力を担当していた福島智和氏が手がけるとのこと。また、音楽については『大神』で「太陽は昇る」を作曲し、近年の『ファイアーエムブレム』シリーズに楽曲提供をしていた近藤嶺氏が担当。挑戦的な座組になっているだろう。
公開された新映像では、キャラクターたちの一面や、血生臭い戦闘シーンが紹介。ゲーム内容がうかがえるものとなっている。プレイボリュームとしては、初回クリアまで25時間程度。クリア後にハードモードが解禁される形式とのこと。『ファイアーエムブレム』のベテランスタッフを迎えつつ、ゴア表現や行動ポイント制を採用するなど、同作とは趣がまた異なるSRPGとして打ち出されている『リデンプションリーパーズ』。発売を楽しみにしておこう。
『リデンプションリーパーズ』は、PC(Steam)およびPS4/Nintendo Switch向けに、2月23日に発売予定だ。