茨城県がWebゲーム『ダイバーシティへの旅2023~消えた友達を探しに~』をリリース。ちょこまかキャラの軽快D&Iクイズ


茨城県ダイバーシティ推進センターは2月5日、ダイバーシティ&インクルージョン(以下、D&I)への理解を深めるゲーム『ダイバーシティへの旅2023~消えた友達を探しに~』をリリースした。PCのほか、スマートフォンやタブレットなど、Webブラウザでプレイが可能なゲームだ。


『ダイバーシティへの旅2023~消えた友達を探しに~』は、クイズを解きながら物語を進めていくノベルゲームだ。主人公のムクとエルは、スターローズという星の王に捕らえられた友達のレイを助けにいくことに。D&Iを広めるぽらりすなるキャラに導かれながら、クイズに挑戦していく。Diversityは日本語で多様性という意味。一方、Inclusionは日本語で包括するという意味合いとなっている。そしてD&Iとは、個々がさまざまな人々の多様性を受け入れ、それぞれの特性を活かしていくための取り組みを指す言葉である。

出題されるクイズは、D&Iに関するものをはじめ、茨城県にまつわる問題などさまざま。「家事は誰がおこなうべきか?」や「茨城県にある有名な滝は?」といったクイズをクリアした先には謎解き問題も待ち受けており、頭をひねらせながらD&I、さらに茨城県について学ぶことができるようになっている。また、ほんのりアニメーションする可愛らしいキャラグラフィックも見どころのひとつだろう。


茨城県は、D&Iの取り組みのひとつとして女性の社会進出を推進するなど、ダイバーシティについての施策に前向きな都道府県だ。そしてこのたび、人々のD&Iへの理解をさらに深めるための活動のひとつとして、ゲームというかたちでの啓発がおこなわれることになったようだ。なお、本作は『三國志V』や『大航海時代IV』などのスマートフォン移植を手がけた、茨城県の開発スタジオであるマジカルロッドが制作を担当している。

ダイバーシティへの旅2023~消えた友達を探しに~』は、茨城県ダイバーシティ推進センターの公式サイトで配信中。Webブラウザ上でプレイ可能だ。同サイトでは茨城県が取り組むD&Iの施策についても紹介している。本作をプレイした人はそちらも目を通すといいだろう。




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