『マインクラフト』次期大型アプデ1.20にて「考古学」要素がついに実装へ。ブラシを使って遺物を発掘

デベロッパーのMojangは2月11日、『マインクラフト』の次期大型アップデート1.20にて、「考古学(Archeology)」要素が本作に実装されることを明らかにした。近くスナップショット/ベータ版に先行実装されるとのこと。

デベロッパーのMojangは2月11日、『マインクラフト』の次期大型アップデート1.20にて、「考古学(Archeology)」要素が本作に実装されることを明らかにした。近くスナップショット/ベータ版に先行実装されるとのこと。

『マインクラフト』の考古学要素導入においては、ワールド内に発掘サイトが登場。砂漠の近くに配置されるエリアだそうで、プレイヤーはそこで文字どおり発掘をおこなうことができる。発掘サイト内には怪しい砂(suspicious sand)と呼ばれる新たな種類のブロックが存在し、新ツールのブラシを使うことで、少しずつ崩していくことが可能。すると、ブロックの中から遺物を発見できることがあるという。ただし慎重に作業しないと、せっかく見つけた遺物が壊れてしまうこともあるようだ。

発掘できる遺物としては、陶芸品の欠片(pottery shards)が紹介されている。欠片にはさまざまな柄が描かれたものが存在し、4つ集めることで陶器の鉢を作成可能。後述する考古学要素の発表時には、素焼き鉢に発掘した欠片を自由に組み合わせて焼成し、独自の柄の鉢を完成させる工程が披露されていた。また、遺物の欠片に描かれている絵柄は、本作の世界にまつわる歴史のヒントにもなっているということも語られた。

このほか今回の発表のなかでは、秘密の図書館にて埃のかぶった旅行日誌が発見され、各ページには謎の数列が記されているとの言及も。こちらもアップデート1.20に関連したコンテンツとなっているのかもしれない。

*Minecraft Live 2020の映像。考古学要素の紹介は2時間29秒辺りから。

今回アップデート1.20での実装が発表された考古学要素は、本作のプレイヤーにとっては「ようやく」といった気持ちかもしれない。同コンテンツは、2020年に開催されたイベントMinecraft Live 2020にて発表された。当初は、2021年に配信された「洞窟と崖」アップデートに合わせて実装される計画だったが、これまで延期されていたのだ。

本作のクリエイティブディレクターAgnes Larsson氏は昨年、Minecraft Liveにおける今後のアップデート内容の発表に関して「過去の失敗から学んでいる」「ユーザーに大きな夢を与えるのなら、それを実現しなければならない」とコメント。考古学要素などの発表は早すぎたと認識していることを示唆していた(関連記事)。ともあれ、ついに考古学要素の実装の目処が立った格好だ。

『マインクラフト』の次期大型アップデート1.20の配信日は未定。まずはスナップショット/ベータ版を通じてテストが実施される。同アップデートでは考古学要素のほかに、2人乗りできるMobのラクダや、本を収納できる本棚、竹ブロック、吊り看板などの実装が予定されている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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