こだわりドット絵RPG『Sea of Stars』8月29日配信へ。『クロノ・トリガー』楽曲手がけた光田康典氏も一部曲提供


デベロッパーのSabotage Studioは2月9日、RPG『Sea of Stars』を8月29日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch/PS4/PS5。Steamにおいては、時差の関係で日本では8月30日配信となるようだ。ゲーム内は日本語表示に対応する。

『Sea of Stars』は、1990年代のRPGから影響を受けて開発中の作品だ。主人公は、ゼイルとヴァレアの2人。Children of the Solsticeと呼ばれるふたりは、強力な魔法を操る太陽および月の力をもち、Fleshmancerという邪悪な錬金術師が作り出すモンスターに立ち向かえる唯一の存在だという。そしてふたりは、Solsticeの戦士となるための運命的な任務に臨む。

本作にてプレイヤーは、ゼイルかヴァレアのどちらかを主人公に選び、仲間と共に世界を冒険する。フィールドでは、崖をよじ登ったり飛び降りたり、あるいは川を泳いだりして幅広い場所を探索可能。また、主人公の能力を使って攻略するブロックパズルが配置されたエリアも存在する。


フィールドにて敵と接触するとバトルに移行。時間制限のないターン制システムが採用され、攻撃やスキルなどのコマンドを選択して戦う。アクション時にタイミングよくボタンを押すことで、ダメージや回復効果を高めたり、追い討ちをしたりといったことが可能だ。また、敵に攻撃がヒットするとマナを落とし、それを吸収して次の攻撃などを強化する要素や、バトル中のさまざまな行動によって貯まるポイントを消費してのコンボ技など、多彩なシステムが採用されている。

街を訪れるとさまざまなNPCと出会うことができ、お店でアイテムを売買したり、クエストを請け負ったりできる。NPCとの会話を通じては、他愛のない話を交わすこともあれば、感情を揺さぶるような展開になることもあり、予想外の出来事の数々が冒険に深みをもたらしているとのこと。


本作の開発元Sabotage Studioは、レトロ風忍者アクションゲーム『The Messenger』を手がけたスタジオだ。『Sea of Stars』の開発にあたってはKickstarterにてクラウドファンディングを実施し、約1億6000万円の資金を調達。本作でもクラシックなドット絵ビジュアルを採用しながら、ライティングにこだわるなど新たな表現に挑戦しているとのこと。また、『クロノ・トリガー』や『ゼノギアス』などに携わった光田康典氏が楽曲を提供。同氏が本作に寄せたメッセージビデオでは、「スーパーファミコン風」をテーマにしているなど、楽曲面のこだわりも語られている。日本語ローカライズは架け橋ゲームズが担当している。

『Sea of Stars』は、PC(Steam)向けに8月30日に国内配信予定だ。Nintendo Switch/PS4/PS5版もおそらく日本でリリースされるものと思われるが、詳細は続報を待ちたい。また、海外ではNintendo Switch向けに体験版が配信開始されており、今後ほかのプラットフォームでも配信する予定だそうだ。