メトロイドヴァニア『ENDER LILIES』累計販売本数100万本突破。新興スタジオのゲームが、クチコミだけで大台に到達


パブリッシャーのBinary Haze Interactiveは2月6日、2Dアクションゲーム『ENDER LILIES』の世界累計販売本数が100万本に達したことを発表した。2021年1月21日のSteam版早期アクセス配信開始から、約2年で大台を突破するかたちとなった。


『ENDER LILIES』は、メトロイドヴァニアスタイルを採用した2Dアクションゲームだ。プレイヤーは主人公の少女リリィを操作し、死の雨によって滅びた王国の謎を解き明かしていく。

本作は、2021年1月21日にSteamにて早期アクセス配信が開始。その5か月後となる6月22日に正式リリースとなった。正式リリース時にはSteamのほか、Nintendo Switch版も同時リリース。さらに6月29日にはXbox Series X|S、7月21日にはPS4/PS5向けにもリリースされた。そして、2022年3月24日にはNintendo Switch/PS4向けパッケージ版が発売されている。

いまとなってはヒット作として認識されているであろう『ENDER LILIES』だが、早期アクセス配信当時は無名作品であった。開発はLive Wireとアドグローブで、パブリッシャーはBinary Haze Interactive(アドグローブのパブリッシングレーベル)。Live Wireこそ元ネバーランドカンパニースタッフが多く在籍しているが、新興スタジオの新作。早期アクセス配信時はあまり話題にならなかったものの、クチコミによって評価を伸ばし、Nintendo Directなどで特集され、確固たるファンベースを確立したわけだ。

本作の評価としては、Steamのユーザーレビューでは、本稿執筆時点で2万900件中94%の好評を得て、すべてのレビューのステータスとして「非常に好評」を獲得。美しい世界観や、メトロイドヴァニアとしての要点を押さえた丁寧な作り、遊びやすいゲーム設計など、トータルの完成度がクチコミを呼び、世界販売本数100万本に結びついたのだろう。


なおBinary Haze Interactiveは、『ENDER LILIES』の世界販売本数100万本達成を記念してECサイトをオープン。先述したパッケージ版のほか、同作のグッズが販売中だ。さらに、『ENDER LILIES』を指揮した小林宏至氏による最新作『リデンプションリーパーズ』の発売も2月23日に控えている(関連記事)。

『ENDER LILIES』は、PC(Steam)およびNintendo Switch/PS4/PS5/ Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中。