ITソリューション企業運営シム『Service IT: You can do IT』発表。デバイス修理からIPアドレスの振り分けまで、金のためになんでもやれ


パブリッシャーのFreeMindは2月2日、picture4uが手がけるITソリューション企業運営シミュレーションゲーム『Service IT: You can do IT』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。Steamのストアページによると、ゲーム内は日本語表示に対応予定のようだ。


『Service IT: You can do IT』は、IT関係の困りごとを解決するITソリューション企業を運営するシミュレーションゲームだ。提供するサービスのひとつとしては、電子機器の診断や修理が挙げられる。顧客から持ち込まれるさまざまな電子機器をテスターなどを使って診断し、必要に応じて修理する。トレイラーでは、デバイスを分解して基板を取り出し、特定のパーツをテスターで診断。リアルなビジュアルで表現されていることもうかがえる。

プレイヤーは診断機器を正しく使うことを求められるようで、各機器には取扱説明書が付属。そして問題のある箇所を発見したら、そのパーツを交換する。半田ごても用意されており、基板上のコンデンサや抵抗などを交換する際に使用するのだろう。適切に修理しないと問題が悪化することもあるそうなので、慎重な作業を求められそうだ。

このほかにも、ルーターやサーバコンポーネントなどの交換作業をおこなったり、ネットワーク機器の設定などを代行したりといった仕事も請け負う。IPアドレスの割り当てや、権限の作成とユーザーへの付与、プログラムの更新など作業内容は多岐にわたり、時には問題を特定するために顧客に質問をすることも可能とのこと。


プレイヤーは技術者であり、経営者でもある。新たなスキルを学ぶことでより幅広いサービスを提供できるようになり、同時に契約交渉においても有利にはたらくという。また、仕事を完了するたびに会社の評判が上がっていき、より大きな仕事や長期契約を獲得できるようになる。仕事が増えていくなかでは、面接をして従業員を雇うことも可能だ。

会社の財務状況のチェックも求められる。交換パーツなどを注文する場合には、常に最新の情報をチェックして良い条件のものを探すことが重要。必要であればローンを組むことができる。定期的な納税も忘れてはならない。


このほか本作には、プレイヤーの会社のオフィス環境をカスタマイズする要素も存在する。壁や床などの内装を変えたり、家具や植物を購入して配置したり、必要な設備を導入したり。配置の自由度は高いそうで、従業員にとって快適な職場環境を整えるのだ。

『Service IT: You can do IT』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定である。