『ELDEN BLING』なるゲームが登場。知ってるようで、全然知らない意味不明ゲーム

Steamにて『ELDEN BLING』なる謎のゲームが登場したようだ。コンセプトレベルから正気を失っており、かなり混沌としたゲームになりそうだ。

Steamにて『ELDEN BLING』なる謎のゲームが登場したようだ。どこか知っているような、あるいは全然知らないような。そんな不思議なゲームになりそうだ。

『ELDEN BLING』は、Team SNEEDが開発中のゲームだ。発売時期は2023年第1四半期。主人公となるのは、黒人の青年Tyrone。彼は良いマリファナを吸っていたが、それにはフェンタニルが混入しており過剰摂取によって死んでしまった。しかしそんなTyroneに別世界にてチャンスが与えられた。自身の運命を変えるべく、かつてファラオが所有していたという古の異物であるELDEN BLINGなるものを手に入れる冒険が始まる。

https://twitter.com/Team_SNEED/status/1620455933502705665


と、タイトルこそなんとなく見覚えがあるものの、かなり奇抜な設定になっている。ゲームとしてはアクションRPGとなるようで、戦闘は“ソウルライク”になるそうだ。Steamストアに載っているスクリーンショットは、ピラミッドの前やピラミッド内をうろつくシーンや、赤い空の下で戦うシーンなどが映し出されている。左下に使用アイテムアイコンがまとめて記載されている。そのアイコンには銃や腕時計などが映し出されている。やはりどこかで見たことがあるような、ないような。

 


ボス戦闘は、現実世界の問題を象徴するような壮大なものになるようだ。ゲームの特徴としては“忘れられない精神分裂的なゲームデザイン”との記載があり不穏。さらに本作の難易度は非常に高いようで、「どうせ返金するんだから、xxxなやつは買うな」といった過激な文言も記載されている。なお、本作の売上の0%がチャリティに送られるようだ。それを公言する必要はあるのだろうか。

と、タイトル文言こそ『ELDEN RING』を彷彿とさせるが、本作はコンセプトレベルから正気を失っており似ても似つかない。スクリーンショットを見る限り、『ELDEN RING』からのアセット盗用らしきものは見当たらず、パロディの範疇には収まっているだろう。ゲームは日本語非対応にもかかわらず(ボスの?)敵名が日本語なのはやたら気になるところである。スクリーンショットでは「死のアバター・ジェノサイダー」「太いお尻ホー」といった敵名が確認できる。どういう敵かさっぱり想像できない。


一発ギャグ感漂う本作であるが、実はシリーズもののようだ。Team SNEEDは過去にSteamでいくつか作品をリリース済み。スタジオの処女作は、寝取られ男体験シム『CUCKOLD SIMULATOR』である。このゲームに出てくる、主人公の妻を寝取るいわゆる間男がTyroneだ。つまり、『ELDEN BLING』の主人公は、スタジオ過去作に登場する間男なのである。無駄にシリーズの歴史を感じさせる。

なお、昨年にはTyroneを主人公とした警察との銃撃ゲームもリリースされていた。レビューは1000件以上あり、120円というゲームの安さもあるが、なかなかの人気だ。


『ELDEN BLING』は、奇をてらったタイトルやコンセプトであるものの、一応実績ある(?)開発元による新作ゲームのようだ。内容が気になる方は、ウィッシュリストに登録しておこう。『ELDEN BLING』はSteamにて2023年第1四半期に発売予定だ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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