『ポケモンSV』公式が公開した“テラスタイプのアイコン早見表”が反響をよぶ。みんな分かりにくかった
『ポケットモンスター』(以下、ポケモン)シリーズ公式Twitterアカウントのポケモン情報局は1月29日、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』(以下、ポケモンSV)のテラスタイプアイコン早見表を公開した。『ポケモンSV』のタイプアイコンがどのタイプと対応するのか、この表を見れば一目でわかるようになっている。
『ポケモンSV』では、ポケモンのステータス画面をはじめ、バトル中のわざ一覧など、タイプを表す部分でアイコンが用いられている。ほかにも本作の新要素であるテラスタルや、オンラインで協力してポケモンに挑むテラレイドバトルなど、タイプアイコンはプレイ中に見る機会が多い。
そんな基本的な要素であるタイプアイコンが今回、公式Twitterアカウントで紹介されるに至った。本作の発売から2か月以上経った今になって基本情報が紹介された理由は、シンプルに“わかりにくかった・覚えにくかった”からかもしれない。
本作のポケモンのステータス画面では、アイコンと共にタイプ名が明記されている。そのため、どのアイコンがどのタイプなのかは一目瞭然だ。しかし、本作のエンドコンテンツのひとつであるテラレイドバトル関連の部分では、アイコンのみの表示となっている。たとえば、マップを見るとテラスタルの結晶が置かれている位置が確認できるが、それは各タイプのアイコンだけで示されている。また、マルチプレイ募集を確認できるテラレイドバトル検索もアイコンのみの表示。しかもこちらは黒一色になってしまっている。アイコンの形状と色を結びつけることでタイプを連想することもできないため、さらにわかりにくくなっているのだ。ポケモン情報局のツイートにあるとおり、「このテラスタイプってなんだっけ……?」と考えてしまうプレイヤーもいることだろう。
ポケモン情報局の今回のツイートは、そんなわかりにくいアイコン表示への対応とも考えられるわけだ。本ツイートにはユーザーたちからさまざまなリプライが集まっている。感謝の声も寄せられているほか、特にわかりにくいタイプを挙げるユーザーも。特にノーマルとエスパー、どくとじめん、いわとはがねをそれぞれ間違えやすいという声が多い。フェアリーを蝶と解釈してむしと勘違いする、という意見も挙がっている。
また、『ポケモン』シリーズはさまざまなシリーズ作品・スピンオフ作品のほか、ゲーム以外の媒体としても展開されている。一部タイプアイコンが作品ごとに違っていることもあるわけだ。特に「ポケモンカードゲーム」では、エスパータイプなどに対応する「基本超エネルギー」が目のマークとなる。同じく目のマークである『ポケモンSV』のあくのアイコンは紛らわしいとの指摘もある。
ちなみに『ポケモンSV』では、テラスタルしたエスパータイプのポケモンには、目の形の結晶が現れる。一方で、タイプアイコンが目の形のあくタイプのポケモンは、悪そうな顔の形の結晶が現れる。こういったゲーム内での統一性のなさも、アイコンのわかりにくさ・覚えにくさに繋がっているのかもしれない。
いずれにせよ、こうして公式発表されたタイプアイコンの早見表により、手元での確認も少し容易になっただろう。一方でテラレイドバトル検索画面における黒一色のタイプアイコンなど、依然アイコンのわかりにくさによる課題も残っている。強敵を相手にするテラレイドバトルでは、今後もしっかりとしたタイプ確認が求められそうだ。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は、Nintendo Switch向けに発売中だ。
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