時間操作アクションRPG『ソウル オブ クロノス』2月配信へ。“時間を食べ物にする”少女が、少年と力を合わせて冒険


パブリッシャーのAstrolabe Gamesは1月30日、FUTU Studioが手がけるアクションRPG『ソウル オブ クロノス』について、PC(Steam)/PS5版を2月14日に、Nintendo Switch版を2月16日に配信すると発表した。価格はSteam版が1800円、PS5版が2530円、Nintendo Switch版が2490円(いずれも税込)。ゲーム内は日本語表示に対応する。

『ソウル オブ クロノス』は、クラシックJRPGにアクションゲーム要素を組み合わせた作品だという。舞台となるのは、大崩構と呼ばれる災いが発生してから15年が経つも、未だ激動が続く不安定な世界に存在する港町アステラ。この町では、ギャングや外部からの勢力、地下組織らがお互いの利益を巡って衝突していた。各勢力は、大崩構によって生まれた神秘的な種族・時霊がもつ強力な力を求めているという。そうしたなか、主人公の少年シドは、この港町をひっくり返すようなある事件に巻き込まれる。

シドは瀕死のところトリという人物に助けられ、共に行動することになる。このトリこそが時霊であり、シドは時霊が頼りにする糸者と呼ばれる存在なのだという。本作のバトルでは、時霊の能力と糸者の武器を組み合わせて戦う。時間を食べ物にするとされる時霊のトリは、時間を停止させて強力な力を発揮する特殊能力をもつ。そしてシドは、6種類ある武器のうち2つを同時に装備可能。ふたりの力を合わせて強敵に立ち向かうのだ。



シドの各武器には、少なくとも1つのレベルアップツリーが用意。レベルアップするとスキルを選択し、さまざまな戦闘スタイルを使うことが可能に。またストーリーが進むことで、新たなスタイルに切り替えられるようになる。このほか、アクセサリーや改造強化機能といった要素も存在するとのこと。

序章を含め全5章で構成される物語を進めるなかでは、アステラにてさまざまな種族の人物と出会うこととなる。彼らはみな性格や境遇が異なり、それぞれの願いと信念をもって行動しているという。彼らと会話し、絆を結ぶことで仲間にすることが可能。本作では異なる理念をもつ組織のあいだで仲間を選び、闇なる存在に共に立ち向かうなかで、世界の真相の解明を目指すことになるそうだ。そしてプレイヤーの選択によって、4つの異なるエンディングへとたどり着く。


本作を手がけるFUTU Studioは、中国・上海に拠点を置くスタジオ。日本のアニメや漫画、ゲームから影響を受けるいわゆるACG作品の開発に注力し、これまでにはアドベンチャーゲーム『Youkai Poetry』を海外Nintendo Switch向けにリリースしている。また現在は、上海を舞台にしたアドベンチャーゲーム『シャンハイ サマー』も開発中だ。なお『ソウル オブ クロノス』については、以前体験版が配信されていた。製品版では、バトルシステムの大幅調整やバランス調整、グラフィックアセットの更新などが実施されるとのこと。

『ソウル オブ クロノス』は、PC(Steam)/PS5版が2月14日に、Nintendo Switch版が2月16日に配信予定だ。