Steamの新機能「DLCディスカバリーハブ」が試験的に公開。保有ゲームのDLCをオススメしてくれる
Valveは1月28日、Steamの新機能として「DLCディスカバリーハブ」を試験的に公開した。ユーザーがプレイしたことのあるゲームにて利用できる、DLCをオススメしてくれる機能となっている。
DLCディスカバリーハブは、ユーザーのライブラリ内のゲームを対象にDLCを提案する機能であるため、Steamにサインインしたうえで利用するかたちとなる。「あなたのゲームのDLC」と題された1ページに情報がまとめられ、最上部にはライブラリ内のゲーム本数、保有DLC数、そして保有していない利用可能なDLC数が表示。その下には、所有するゲームにおいて、現在売れ行きが好調な人気DLCが紹介される。
そしてページ中段以下では、保有するゲームひとつひとつにおける未保有DLCが紹介。ゲームの並び順は、最近プレイした順に表示させるか、プレイ時間が多い順に表示させるかを切り替えられる。配信されているDLCの数に関わらず、各ゲームに割り当てられたスペースは同じで、コンパクトに情報が表示。DLCのタイルをマウスオーバーすれば、スクリーンショットやトレイラーを表示させることも可能だ。各ゲームには最大9種類までのDLCが表示されるようで、さらにチェックしたい場合は「すべてのDLCを表示」をクリックすると、そのゲームのDLCページが表示される。
なおDLCディスカバリーハブは、Steamの新機能を試験的に導入するSteamラボの実験として公開中。利用者からのフィードバック次第で、今後正式に実装される可能性もあれば、一旦棚上げとなる可能性もある。これまでには、機械学習機能を使ってユーザーが気に入りそうなタイトルをオススメするインタラクティブレコメンダーや、ライブラリ内で次にプレイすべきゲームを提案するプレイネクストなどの機能の導入のほか、ストアデザインの改善にもSteamラボが活用されてきた。
Steamでは膨大な数のゲームが配信されており、Valveはユーザーが次に買うゲームを見つけやすくすべく、そうした新機能の導入や検索性の改善をおこなってきた。そして今回、DLCにも対象を広げた格好だ。上手く機能すれば、ユーザーにとっては見逃していた追加コンテンツの発見に繋がるかもしれないし、そうなればメーカーにとっても大きなメリットといえる。
DLCディスカバリーハブは、Steamにサインインしたうえで「あなたのゲームのDLC」ページにアクセスすると利用できる。また同機能の意見・提案・バグ報告は、専用の掲示板にて受付中だ。