Gameparic/Games Incubator/PlayWayは1月23日、建築解体業者シム『Demomen Ltd.』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページの表記によれば、本作は日本語でのプレイに対応する予定だ。
『Demomen Ltd.』は、解体業者のシミュレーションゲーム。プレイヤーはオーストラリアの地で、建築解体業のビジネスを始める。ありがたいことに、ここでは仕事がいくらでもあるという。解体工事をこなして資金を集め、大陸随一の解体業者を目指すのだ。
解体作業を始めるには、まず道具が必要だ。スレッジハンマーを入手して、地道な解体作業から始めよう。仕事で得た資金を元手に、道具を購入・アップグレードできる。より良い機材を手に、また新たな解体工事に取り掛かるのだ。
ゲーム内ではハンマーやドリルといった道具のほか、車両や重機も購入できる。道具での解体が難しい規模の建築物は、鉄球を吊り下げたクレーンで派手に解体することが可能だ。もしくはダイナマイトで一気に爆破してもいい。人手が足りなければ、スタッフを雇うことも可能だという。
本作のトレイラーではゲームプレイのイメージを確認可能。「客の自家用車を破壊」「無関係な建物をダイナマイトで爆破」といった、かなり問題のある仕事ぶりも写っている。場合によっては賠償金の支払いまで発生してしまうようだ。丁寧な解体作業に取り組むも良し、鉄球やダイナマイトでどんどん壊すも良しという、なんでもアリの解体生活を楽しめるゲームを目指しているものと思われる。
ちなみに本作のトレイラーやストアページには、飲酒描写がいくつか見受けられる。危険を伴う解体作業において、現実の世界ならばアルコールの摂取などもってのほかだ。説明文に繰り返し登場する「(ラム酒の)水割り」という言葉から察するに、本作ではいわばゲーム内の特権として飲酒が許されているのかもしれない。
本作の開発を手がけるのは、ポーランドに拠点を構えるゲームスタジオGameparic。過去にはナチスの秘密基地建設シム『Project Wunderwaffe』をリリース。現在リゾート地のリノベーションを進めるシミュレーションゲーム『Lake Resort Flipper』や、世界征服を目指す怪獣ストラテジー『Kaiju Commander』など、シミュレーション・ストラテジーゲームを複数開発中だ。本作のパブリッシングを手がけるPlayWayもまた、数多くのシミュレーター作品を手がけている。『Demomen Ltd.』は、そうした2社がもつシム系ゲームのノウハウをもとに開発が進められているのだろう。
『Demomen Ltd.』はPC(Steam)向けに発売予定。