株式会社ポケモンは1月16日、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』のテラレイドバトルにてゲッコウガを登場させることを発表した。★7の黒い結晶のテラレイドバトルに“最強のゲッコウガ”として出現。今回のテラレイドバトルも、1月27日9時から1月30日8時59分と、2月10日9時から2月13日8時59分の2つの開催期間が用意されているようだ。なお、ゲッコウガのテラスタイプはどくタイプで、以前の黒い結晶のテラレイドバトルに登場したリザードン、エースバーン同様に二つ名として「さいきょうのあかし」がついているとのこと。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は、『ポケットモンスター』シリーズの最新作。本作では、オープンワールドのフィールド上に生成されている結晶に触れることで、通常よりも強いポケモンに対して4人のトレーナーとテラレイドバトルを挑むことができる。テラレイドバトルで戦うポケモンは最初からテラスタルしており、普段とは違うテラスタルタイプをもつものも存在。
テラレイドバトルでは、難易度を示す「★」が増えるほどに相手にするポケモンも強くなる。今回ゲッコウガが登場するテラレイドバトルは、現状では最高難易度となる「★7」。フィールド上にある黒い結晶に触れる、あるいはマルチプレイで挑むことができる。注意点として、ゲームクリア後の特定のイベントをクリアして★6の結晶が出現する状態でなければ、自身のフィールドに★7の結晶は出現しない。マルチプレイの場合はイベントをクリアしていなくても参加は可能だ。なお、★7テラレイドに登場するポケモンは、1つのセーブデータにつき1匹のみ捕まえることができるようになっている。
リザードン、エースバーンに続き、最強のポケモンとして登場するかたちとなったゲッコウガは、『ポケットモンスター X・Y』にて初登場したしのびポケモン。ケロマツがゲコガシラを経た最終進化形で、タイプはみず・あく。特にすばやさが突出しており、相手よりも先に動きやすいポケモンだ。
またゲッコウガは、過去作ではとくせいに「げきりゅう」「きずなへんげ」、そして隠れとくせいとして「へんげんじざい」をもっている。技を使用した時に自分のタイプが同じタイプに変化するという効果をもつへんげんじざいは、攻撃はもちろん、タイプを変化させて相手の技を軽減させる防御としても役に立ち、対戦において強いとくせいとされてきた。なお今作からは、場に出て1度だけしか効果が現れないように変更されている。手持ちに戻すことで再びとくせいを発動できるとはいえ、事実上の弱体化がなされている。
なお、『ポケモンSV』での先例としては、ニャオハおよびその進化形のポケモンもへんげんじざいを隠れとくせいとしてもっている。最終進化系のマスカーニャは、高いすばやさとこうげきや、専用技の「トリックフラワー」の存在もあって、対戦での使用率は高めのようだ。へんげんじざいが弱体化したとはいえ、こうして活躍しているポケモンもいる。テラスタルという新しい要素を武器にしたゲッコウガが活躍する道を模索するのもいいだろう。ただ、ゲッコウガはランクバトルのシーズン1~2での使用可能ポケモン対象ではないので、ランクバトルですぐに使用することはできない。
ちなみに、ゲッコウガのタイプは先述したとおりみず・あく。さらにテラレイドバトル時のテラスタルはどくとなっている。あくはエスパーに、どくはフェアリーにこうかばつぐんのため、以前の最強レイドのリザードンやエースバーンで活躍したマリルリやニンフィア、ヤドランがそのまま使えるかは怪しい。今回のテラレイドバトルに適した攻略法を考えるのも楽しみのひとつだろう。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は、Nintendo Switch向けに発売中。
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