戦闘なしメトロイドヴァニア『ANIMAL WELL』著名YouTuberがパブリッシングを担当。登録者700万人以上の有名人、インディー開発者をサポート

パブリッシャーのBigmodeは1月9日、Shared Memoryが手がけるアクションアドベンチャーゲーム『ANIMAL WELL』の販売を担当すると発表した。Bigmodeは著名YouTuberが昨年設立し、本作が同社としての第1弾タイトルとなる。

パブリッシャーのBigmodeは1月9日、Shared Memoryが手がけるアクションアドベンチャーゲーム『ANIMAL WELL』の販売を担当すると発表した。本作はPC(Steam)/PS5向けに開発中で、配信時期は未定。Bigmodeは著名YouTuberが昨年設立し、本作が同社としての第1弾タイトルとなる。

『ANIMAL WELL』は、メトロイドヴァニア要素のあるアクションアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは丸っこい主人公のキャラクターを操作して、暗く謎めいた迷宮を探索する。迷宮は、250以上の部屋が複雑に絡み合って構成されており、そこには不気味な生物たちが生息しているという。ただし本作には戦闘要素はなく、パズルやプラットフォームアクションをこなしながら進んでいく。

道中では、ヨーヨーやフリスビーなどのアイテムを入手でき、それらを上手く駆使することが求められる。トレイラーでは、ヨーヨーを使って足場の裏にあるスイッチを押す場面がみられる。また、犬のような生物にフリスビーを投げて注意を引いたり、泡のようなものを出して足場にする様子も。各アイテムには複数の用途があるため、試行錯誤しながら状況を打破するのだ。また、探索は自由なルートでおこなうことができ、迷宮内には数多くのパズルが隠されているとのこと。

本作は、独特の雰囲気をもつドット絵ビジュアルも魅力のひとつ。ただ開発者によると、クラシックスタイルの作品にすることを目的にドット絵を採用したわけではなく、ライティングやビジュアル効果、流体シミュレーションなどにこだわって制作しているという。またPS5版では、PS5本体の性能をそうした処理に活かしているそうだ。



本作の開発元Shared Memoryは、インディー開発者であるBilly Basso氏の個人スタジオ。同氏は夜間や週末に開発作業をおこない、これまで5年以上を費やしてきたそうで、本作をリリースするためにスタジオを設立したという。そして昨年本作を正式発表し、その後Bigmodeとパブリッシング契約を結ぶこととなった。

Bigmodeは、先述したようにYouTuberが設立したという少し珍しいパブリッシャーだ。設立者は、ゲーム関連の動画コンテンツを投稿し729万人ものチャンネル登録者をもつVideogamedunkey氏と、そのパートナーであり同じくYouTuberのLeahbee氏。ふたりは、飽和状態にあるインディーゲーム市場において、自らの作品に情熱を注ぐクリエイターをサポートするためにBigmodeを立ち上げたそうだ。

『ANIMAL WELL』はPC(Steam)/PS5向けに開発中で、配信時期は未定。Steamのストアページによると、本作は日本語表示に対応予定のようだ。また、国内PS Storeページも公開されており、CERO審査予定とされている。PS5版の国内リリースにも期待できそうである。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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