任天堂は1月11日、『ベヨネッタ3』向けの更新データ(Ver. 1.2.0)を配信した。本作はNintendo Switch向けに発売中。
『ベヨネッタ3』は、プラチナゲームズが手がけたアクションゲーム『ベヨネッタ』シリーズの最新作。本作では、世界崩壊を企む存在によりホムンクルスの軍勢が突如現れ、主人公のベヨネッタが立ち向かう。また、新たなプレイアブルキャラクターとしてヴィオラが登場。今回のアップデートには、ヴィオラのバランス調整も含まれている。
アップデートではまず、本作のアクション面におけるバランス調整がおこなわれた。内容は以下のとおり。
□ヴィオラの「ガードの判定」および「ウィッチタイムの発動条件」を以下のように調整。
‐ガードを解いたあと(戻りモーション中)にもガード判定を追加。
‐ウィッチタイム発動中に演出を追加、発動したことがわかりやすく。
‐ウィッチタイムの受付時間を延長し、発動条件を緩和。
‐攻撃を受けた瞬間にガードした場合、ダメージエフェクトは出るが、ガードが成功し、ウィッチタイムが発動するように変更。
‐ガードでウィッチタイムが発動した場合にも、コンボが継続(ダッヂ オフセット)できるように変更。
‐ガード操作を連打した場合は、ウィッチタイムの受付時間が減少。
□ヴィオラの回避操作とチェシャ召喚操作を連打すると、無敵を維持しつつアサルトスレイブが発動できる状態になっているため、できないように調整。
□武器「シムーン」「タルタロスの門」およびヴィオラのため攻撃について、回避やガードをおこなっても、ため状態が継続できるように変更。
□武器「ジー・ピラー」「デッドエンド エクスプレス」「カシオペイア」について、コンボ「PKP」および「PKK」からウィンクスレイブを発動できるように変更(Pはパンチ、Kはキック)。
□アクセサリー「魔界交信器」「プーリーの守護蝶」を装備してデビルズや蝶々を召喚する際、回避やガードによって召喚中のモーションをキャンセルできるように変更。
指定条件でのクリアを目指すニヴルヘイムの一部ステージについては、難易度を緩和する条件変更が実施された。
CHAPTER2 VERSE5(CASUAL~EXPERT):制限時間120秒 ⇒ 制限時間150秒
CHAPTER3 VERSE4(CASUAL~EXPERT:ライフ2 ⇒ ライフ3
CHAPTER5 VERSE2(CASUAL~EXPERT):制限時間150秒 ⇒ 制限時間180秒
CHAPTER6 VERSE8(CASUAL~EXPERT):ライフ2 ⇒ ライフ3
CHAPTER9 VERSE8(CASUAL~EXPERT):制限時間60秒 ⇒ 制限時間80秒
CHAPTER10 VERSE1(CASUAL~EXPERT):制限時間140秒 ⇒ 制限時間160秒
CHAPTER12 VERSE5(CASUAL~EXPERT):ライフ1 ⇒ ライフ2
また、ショップのゲイツオブヘルで購入できる「古びた絵本」の封印を解くために必要な「三色の鍵」の入手条件が緩和された。これまでは特定ステージ内で見つけ出す必要があったが、アップデート後はショップへの行き来が可能になったタイミングで、チャプターセレクト画面にて自動的に入手するかたちとなる。
この古びた絵本については、封印を解くとミニゲームをプレイ可能。その内容は、3月17日に発売予定の『ベヨネッタ オリジンズ: セレッサと迷子の悪魔』の体験版ともいえるものとなっている。先月同作が正式発表されたことで、誰もがその体験版をプレイできるように今回条件が変更されたものと思われる。
アップデートではこのほか、ステージに配置されている「分裂するゴーレム宝箱」について制限時間を延長し、難易度が緩和。カメラの視認性が悪くなる状況を軽減する調整や、ゲームバランスの調整も実施されている。また、CHAPTER7のVERSE5でチェシャを操作中に、特定のアクションをおこなうと進行不能になる問題など、各種不具合の修正もおこなわれている。詳しくはパッチノートを確認してほしい。
『ベヨネッタ3』は、Nintendo Switch向けに発売中だ。