“てんこ盛りNintendo Switchコントローラー(非公式)”製品化へ。GCコン配置にSwitchモニタ挟み使用可、ドリフト発生なしを謳う
周辺機器メーカーNYXIは1月7日、「NYXI Wizard Wireless Joy-pad」(以下、NYXI Wizard)を正式発表した。海外向けには69ドルにて予約受付が開始されている。
NYXI Wizardは、Nintendo Switch向けの非公式の無線コントローラーだ。特徴はその要素の多彩さにある。まずあげられるのがゲームキューブコントローラーを彷彿させる配置だ。左上にジョイスティックを配置し、右下にCスティックを配置。Aボタンを囲むようにB/X/Yボタンが置かれることも含めて、ゲームキューブコントローラーの意識を強く感じる。『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(以下、スマブラSP)も快適に遊べそうである。
またジョイスティックには、ホール効果型のものを採用。物理的に触れ合わないので、理論的には“ドリフト”も発生しないと謳っている。ジョイスティックは取り外し可能とのこと。またジョイスティックを囲むリングのようなフレームについても、ジャンルにあわせて交換可能とのこと。
そのほか背部には、中指をあてる場所にFL/FRなるボタンが存在。こちらはゲームキューブコントローラーにはないボタンで、自分で好きな機能に割り当てられるようだ。なお、ZR/ZLは浅く入力しても反応する仕様とのこと。マウスクリックのような感触で入力できるようだ。
またこのコントローラーは分離させることができる。Nintendo Switchの画面にとりつけるような遊び方も可能。ターボ機能やキーマッピング機能も搭載されているようだ。重さとしては248グラム。Nintendo Switch向けのProコントローラーは246グラムなので、ほぼ同じぐらいだろう(なお、ゲームキューブコントローラーは200グラム)。バッテリーは500mAh搭載で、2.5時間充電して6.5時間遊べる見込みだという。接続にはUSB Type-C端子を用いるそうだ。
Nintendo Switch向けには、ゲームキューブコントローラー風コントローラーはいくつも発売されている。ホリ クラシックコントローラーやホリ ワイヤレスクラシックコントローラーなどが人気。NYXI Wizardは同系統のハードウェアになるものの、ドリフトしないという謳い文句やNintendo Switchの画面を挟んで使えるといった点が個性になるだろう。
ただしホール効果ジョイスティックの入力が、アクションゲームのシビアな入力についてこられるのかは未知数。振動やジャイロといった機能もないので、割り切った作りにもなっている。一方で、ゲームキューブ風コントローラーをNintendo Switchに挟んで使うというロマンを実現している。『スマブラSP』プレイヤーを含めたゲームキューブコントローラー好きにどれだけフィットするかが重要になりそうだ。
NYXI Wizardは海外向けに予約受け付け中。NYXIのコントローラーはAmazonなどを介して国内販売されることも多いので、いずれ日本でも発売されるかもしれない。