基本プレイ無料サバイバルACT『DEATHVERSE: LET IT DIE』トラブルが続き7月19日にサービス一時停止へ。開発し直して再リリースを目指す

ガンホー・オンライン・エンターテイメントは1月6日、サバイバルアクションゲーム『DEATHVERSE: LET IT DIE』について、7月19日午前11時をもってサービスを一時停止すると発表した。

ガンホー・オンライン・エンターテイメントは1月6日、サバイバルアクションゲーム『DEATHVERSE: LET IT DIE』について、7月19日午前11時をもってサービスを一時停止すると発表した。本作はPC(Steam)/PS4/PS5向けに、基本プレイ無料にて配信中。

『DEATHVERSE: LET IT DIE』は、2017年に発売された『LET IT DIE』の」数百年後の世界を舞台にしたサバイバルアクションゲームだ。開発は、前作にも携わったスーパートリック・ゲームズが担当。本作の世界では、非人道的なTVショーDEATH JAMBOREEが開催されており、プレイヤーはひとりの出演者として番組に参加。汚染が進行した絶海の孤島で、16人の参加者が生き残りをかけて殺戮に興じるPvPゲームである。前作譲りのバイオレントでゴアティカルなゲーム性が踏襲され、番組視聴者からの評価であるGP(グッドポイント)を得ながら、近接戦闘のみのバトルで生き残りを目指すのだ。

本作は昨年10月に配信開始。ただ開発元は、リリース当初からさまざまなトラブルがあり、またプレイ人数を起因とするマッチングやラグの問題などがあったと振り返る。プレイ人数に関しては、Steam版ではローンチ当初の同時接続プレイヤー数は約1400人に達したものの、その後は二桁台を推移。直近では10人を下回る日も少なくなかった(SteamDB)。オンラインPvP作品としてはかなり厳しい状況だといえる。

またSteamのユーザーレビューでは、現時点で52%が好評とする「賛否両論」ステータス。ゲーム内容自体について評価する声は一定数あるものの、オンラインの過疎について言及する意見が多い。またラグやサーバーの不安定さについても、評価を下げる要因となっている状況だ。


今回の発表にて開発元は、さまざまな対応策を講じてきて一定の改善はみられたものの、根本的な解消には至らない状況であるとコメント。その結果、本作を一時サービスを停止させて、再開発をする事を決断したとのこと。より多くのプレイヤーに楽しんでもらえるように、もう一度抜本的なゲームシステムの改良をおこない、本作を再リリースする計画だそうだ。

本作の今後の予定としては、まず2月8日午前10時59分をもって、スキンや武器スキンなどの購入に使えるゲーム内通貨デスメタルの販売が終了。そして7月19日午前11時に、本作は一旦サービスが停止される。なお、保有デスメタルの使用はサービス停止まで可能である。また、シーズン2の新規コンテンツは予定どおり提供されるが、シーズン3の新規コンテンツの追加は一部のみとなるとのこと。

『DEATHVERSE: LET IT DIE』は、PC(Steam)/PS4/PS5向けに基本プレイ無料にて配信中。運営上の厳しい状況により7月19日にサービスが停止されることが決定したものの、開発し直すという判断は珍しく、いつどのような再ローンチを迎えることとなるのか注目される。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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