『ロリポップチェーンソー』リメイク版は、主人公の顔がちょっと変わる可能性あり。この変化はアリかナシか


ドラガミゲームスは1月1日、同社の2023年の年賀状をTwitter上にて公開。その中央には、今年発売予定の『Lollipop Chainsaw Remake(仮称)』の主人公ジュリエットが写っているが、一部のファンは彼女の“変化”に注目しているようだ。

『Lollipop Chainsaw Remake(仮称)』は、2012年にPS3/Xbox 360向けに発売されたホラーアクションゲーム『ロリポップチェーンソー』のリメイク版だ。アメリカ西海岸にあるハイスクールを舞台に、ゾンビハンターであるジュリエットがチェーンソーを武器に、ゾンビになってしまった同級生たちと戦う。ドラガミゲームスは、代表取締役社長の安田善巳氏がオリジナル版のプロデューサーを担当しており、同社を設立する際に本作の知的財産権を角川ゲームスより取得。リメイク版開発に乗り出すこととなった。

リメイク版の開発は、安田氏をはじめとするオリジナル版の開発スタッフと、ドラガミゲームスの開発スタッフが担当(須田剛一氏とジェームズ・ガン氏は関与せず)。オリジナル版からは、一部BGMが差し替えられることが決定しているほか、現行のハイエンドゲーム機のマシンパワーを活かし、よりリアルなテイストへシフトする可能性が示されている。

本作のビジュアルについて、これまでにはいくつかスクリーンショットが公開されているが、それがリメイク版のものなのかどうかははっきりしなかった。そうしたなかで、今回の年賀状に注目が集まることとなった。というのも、写っているジュリエットのポーズは、オリジナル版が発表された2011年当時に公開されたアートワークと同じ。つまり、両者を比較するのに格好の材料となったのだ。


新旧のアートワークを並べてみると、ポーズから髪の毛のハネ具合まで一致していることが分かる。年賀状で使われた素材のベースは、かつてのアートそのものだったようだ。一方で、ジュリエットの顔の印象はかなり異なる。目の周りのメイクが大きく変わったほか、眉尻がわずかに下がったようにも見える。また、下唇の厚さも控えめになった模様。さらに、全体的に肌が色白になったことも挙げられるだろう。陰影も抑えられ、こちらも顔の印象を変えることに繋がっている。

こうした変化について海外フォーラムResetEraでは、以前よりずっと良くなったという人もいれば、あまり気に入らない人もおり、賛否両論といった様子。もっとも、年賀状に描かれたジュリエットが、本作に登場するキャラクターモデルの見た目を反映したものなのかどうかは現時点では不明。実際のところどうなのかは、本作の正式なお披露目を待つことになるだろう。

ちなみに余談ではあるが、女性主人公が色白になり陰影の表現も控えめに変更されるという点では、かつてXbox 360向けに発売された『パーフェクトダーク ゼロ』の国内版パッケージアートが思い出される(以下の画像)。もしかすると『ロリポップチェーンソー』のアートワークでも、オリジナル版では欧米向けを意識したディレクションがおこなわれていたのかもしれない。


『Lollipop Chainsaw Remake(仮称)』は、2023年内に発売予定。対応プラットフォームは未定である。また、オリジナル版である『ロリポップチェーンソー』のPS3版が、ドラガミゲームスの公式ストアにて再販されている。


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