Steam版ドワーフ生活シム『Dwarf Fortress』の売上が約50万本に到達。配信開始からわずか1か月でのスピード記録
デベロッパーのBay 12 Gamesは1月1日、ドワーフ生活シミュレーションゲーム『Dwarf Fortress』のPC(Steam/itch.io)版の売り上げが、約50万本に達したことを明らかにした。本作は昨年12月6日に配信開始されたため、およそ1か月で大きな記録を達成したことになる。
『Dwarf Fortress』は、プレイするたびにランダム生成される広大な世界で、ドワーフたちの文明を築くシミュレーションゲームだ。水や食料を確保してサバイバルをおこないながら、資源を集め拠点となる砦を建設する。鉱物などの資源は200種類以上配置され、また数百種類の動物やモンスターも登場。狩りや農業、ほかの文明との交易、経済の構築、楽器やダンスの練習など、幅広い要素を楽しめる。
本作には、2006年から提供されているフリーウェアのオリジナル版が存在し、そのゲームプレイのコア要素はそのままに、ビジュアルやUIなどが刷新されたバージョンがSteam/itch.io版にあたる。同バージョンは、現時点でSteamにて約1万5500件のユーザーレビューが投じられ、その96%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。昨年12月6日の配信開始からわずか1日で売り上げが16万本を突破し(関連記事)、そして同月内で早くも50万本に迫ることとなった。
本作の配信開始からこれまでのあいだには、アップデートにてClassic Modeが追加されている。先述したように、本作はオリジナル版からビジュアルが刷新されているが、Classic Modeではそのビジュアルだけをオリジナル版風にすることが可能。上に掲載した比較画像で分かるように、マップなどがアスキーアートにて表現されるようになる。
また今後については、Arena Modeの追加やバグ修正、QoLの改善などを計画。Adventure Modeも追加予定だが、こちらは来月以降に取り掛かることになるだろうとのこと。こうした作業を促進させるため、開発スタッフの拡充もおこなっているところだそうだ。
『Dwarf Fortress』は、PC(Steam/itch.io)向けに配信中。フリーウェアのオリジナル版の提供および開発も継続されている。