工場自動化シム『Factorio』売上350万本突破。Nintendo Switch版は日本で特に人気

デベロッパーのWube Softwareは昨年12月30日、工場自動化シミュレーションゲーム『Factorio』の2022年の出来事を振り返るブログ記事を公開。そのなかで、本作の売り上げが350万本を突破したことを明らかにした。

デベロッパーのWube Softwareは昨年12月30日、工場自動化シミュレーションゲーム『Factorio』の2022年の出来事を振り返るブログ記事を公開。そのなかで、本作の売り上げが350万本を突破したことを明らかにした。

『Factorio』は、とある惑星を舞台にするシミュレーションゲームだ。入手した資源をもとに技術開発をおこない、資源の掘削から運搬、精製、製品生産などを自動化し、巨大な産業プラントを構築する。本作は2016年にSteamにて早期アクセス配信が開始され、2020年8月に正式リリース。Steamのユーザーレビューで「圧倒的に好評」ステータスを得るほどの高い評価を受けており、昨年10月にはNintendo Switch版も配信された。

今回の発表によると、本作は昨年のクリスマスの時期に売り上げが350万本を突破したとのこと。振り返ると2021年2月に250万本を、そして2022年2月には300万本を超えたことが公表されており、だいたい1年間に50万本ずつ売れていることになる。本作では、開発元のポリシーによってセールをおこなわない方針がとられていることから、いかに本作が力強く安定的に売れているかがうかがえる。

また、配信開始から約2か月が経ったNintendo Switch版の売り上げにも言及された。それによると現時点で4万本以上を売り上げており、これは開発元の想定どおりの数字とのこと。国別の売り上げを見た場合、特に日本で大きな人気を得ており、Nintendo Switch版の売り上げ全体のおよそ40%が日本からのものとなっているそうだ。つまり、日本では1万6000本程度が売れているということだろう。

Nintendo Switch版について開発元は、ローンチ後はバグ修正を中心に取り組んできて、現在はカーソルや車両運転要素の小規模な改善を目指しているという。じきにアップデートを配信できる見込みだそうだ。また今後は、PC版およびSteam Deck向けのコントローラー対応や、Nintendo Switch版向けの完全なキーボード&マウス対応を計画。こちらは少し時間がかかるとのことである。

このほか、本作のModポータルにおける2022年の数字も公開された。それによると、計63万8886人のプレイヤーがModを4124万4805回ダウンロード(重複を除けば2514万5748回)。また、1221名のMod制作者が活動し、1686種類のModが制作され、7227種類のModにてアップデートがおこなわれたそうだ。ユーザーのModのダウンロード数としては、10〜49種類がもっとも割合として多く、全体の44.4%となっている。詳しくは公式ブログを確認してほしい。

『Factorio』は、PC(Steam/GOG.com/公式サイト)およびNintendo Switch向けに配信中だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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