恐竜サバイバル『ARK』のバトロワ『ARK: Survival Of The Fittest』突如再始動。いきなり大改造され新生

Studio Wildcardは12月24日、『ARK: The Survival of the Fittest』を再ローンチ。大改造として新たにプロトタイプ配信している。本編『ARK』所有者がプレイ可能。

Studio Wildcardは12月24日、『ARK: The Survival of the Fittest』の大型アップデートを実施した。同作は『ARK: Survival Evolved』のバトロワ展開作品。2016年頃にベータ版がリリースされていたが、2022年12月になり新たにプロトタイプ版が配信されることとなった。


『ARK: The Survival of the Fittest』は、恐竜サバイバル『ARK: Survival Evolved』のスピンオフ作品だ。プレイヤーは、恐竜たちが生きるマップに降り立ち、多人数で交戦。生き残りをかけて戦うのだ。本家『ARK: Survival Evolved』のシステムやグラフィックをベースとしつつ、テンポの速い戦いが展開される。

ゲームは『ARK: Survival Evolved』を所持していればプレイ可能。2016年頃からベータ運用され、公式大会なども開かれていたものの、その後アップデートは止まり音沙汰なしに。そして2022年になり、内容が見直され再リリースを果たしている。


今回の再リリースにあたっては、内容が大幅に見直されている。新要素としてはロビー機能が導入。ランダムマッチも実装されており、ルートシステムやアーマーシステムも大幅刷新。テイミングの仕様も変化。ミニマップも動的になり、PINGシステムも実装。UIやUXも見直され、また大型ボス恐竜もテイムできるようになった。そしてRTSモードも実装され、恐竜を指揮するといった要素もあり。そのほかの要素を含めて、かなり大量にテコ入れがなされているそうだ。

なぜ長年凍結されていたバトロワコンテンツが、再始動されたのか。はっきりした理由は不明であるが、Studio Wildcardは現在『ARK』のIP強化に熱心。『ARK: Survival Evolved』はクロスプレイ対応に向けたアップデートやDLC展開が続けられている。また続編が開発されているほか、Nintendo Switch版も再開発中。さらにオリジナル設定を盛り込んだアニメも製作されている。そうした『ARK』ユニバースを広げる試みのひとつとして、バトロワの再ローンチが進められているのかもしれない。

ただし、『ARK: The Survival of the Fittest』はまだ改修中のプロトタイプ版だという。あくまで新たなゲームプレイをテストしている状態で、完成品でないことが強調されている。プレイヤーが集まるか、そしてプレイヤーたちの熱心なフィードバックが集まるかが、今後の展開を左右することだろう。

『ARK: Survival Of The Fittest』は、PC(Steam)向けに配信中。『ARK: Survival Evolved』を所持していれば無料でプレイできる。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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