幼児退行マルチプレイ『ドロボー幼稚園』無料アプデで、だらだらするための「牧場」がなぜか追加へ。もう泥棒すらしなくていい
ソノリテは12月19日、『ぬすんであそぼ!ドロボー幼稚園』の大型アップデートを12月22日に配信すると発表した。本作はSteam向けに『ドロボー幼稚園』、Nintendo Switch向けには『ぬすんであそぼ!ドロボー幼稚園』が配信されており(内容はほぼ同一)、今回のアップデートは両方プラットフォームにて適用されるようだ。
『ドロボー幼稚園』は、オンライン対戦ゲームだ。本作のルールはシンプル。泥棒しアイテムを集めた数をプレイヤー同士で競うのだ。 プレイヤーは魔法の粘土でできた妖精ドロボーとなり、ステージに散らばったクレヨンやブロックなどのおたからと呼ばれるアイテムを集めていく。プレイヤーたちはチームの仲間と協力しあいながら、制限時間内にできるだけ多くのおたからを収集するのだ。
そんなオンライン対戦ゲームに、なぜか「牧場」が追加される。正式名称はふれあい牧場で、場所のテーマは「アタマからっぽ」。牧場では忙しさやストレスから解放され、やる気のない動物と一緒にひたすらまったり過ごせるそうだ。どうしてもヒマなときは、奥の棚に置いてある「ジョウロぼうし」をかぶって畑に水やりをすることも可能。旬な野菜を収穫でき、そうした野菜を動物に食べさせることでお礼にコインがもらえるという。
またふれあい牧場はオンラインマルチプレイにも対応。プレイヤー同士が牧場を行き来することができる。ランダムマッチング機能も存在するようで、気が合うと認識すれば黄色いクジラを介してフレンドになることもできるようだ。なおふれあい牧場のBGMについては、幅広く音楽活動をするアーティストKabanagu氏が提供しているそうだ。なお無料で配信中の体験版においても、実装からしばらくはこのふれあい牧場にアクセスできるという。
本作の軸となる泥棒とはまったく関係のない、牧場でのダラダラ要素が追加される『ドロボー幼稚園』。本作はコンセプトとして「大人が三歳児になれるオンラインゲーム」と掲げている。オンライン対戦要素の中には、「おす」「なでる」といった操作が用意されており、ほかのプレイヤーをお邪魔したり、優しく慰めたりできる要素もある。対戦とはまったく関係のない牧場要素も「プレイヤーをリラックスさせたい」というメッセージ性を感じ取れるだろう。
『ドロボー幼稚園』は、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに配信中だ。ふれあい牧場が追加されるアップデートは12月22日配信予定である。なお大晦日である12月31日には、同作にて“何か”が起こることも予告されている。