“次世代サンドボックス”ゲーム『Brickadia』2023年4月Steam早期アクセス配信開始へ。楽しく複雑に世界創造、そして破壊


合同会社Brickadiaは12月18日、『Brickadia』を正式発表した。あわせて、2023年4月にSteamにて早期アクセス配信開始されることも明らかになっている。価格は29.99ドルを予定。正式リリースは2024年を予定しているという。


『Brickadia』は、次世代サンドボックスゲームを謳う作品だ。プレイヤーは広大な世界にて自分の好きなものを作っていく。マルチプレイにも対応する。作れるものの幅は非常に広い。小物や乗り物、建物や島までなんでも作成可能。建築も多様で、ちょっとした民家や、山のふもとにある静かな集落、きらびやかな大都市などが作ることが出来る。本作のブロックにおいては、ボクセルとブリックの併用を採用。なので、ブロックのサイズを小さくできる。小さいがゆえに、デザイン幅も広いようだ。


さらに本作では、複雑な遊びも実現可能とのこと。回路要素や物理演算要素も取り入れられているからだ。ゲーム内でノードをつなぐことで、プログラムを組むことが可能。スイッチを押すことで電気がついたり扉が開くといったギミックをプレイヤー側で実装することができるわけだ。凝ったプログラミングをしたいユーザーは、スクリプト(Behaviours スクリプト)をいじりブリックやプレイヤーなどに紐づけることで、高度な挙動ができるようである。


物理演算と組み合わせれば、電車と駅を作ったり、ジェットコースターを動かしたりといった乗り物の複雑な運用も可能なようである。物理演算要素が導入されているということで、作り上げたモノや街などが壊れる表現もよりダイナミックになる。創造と破壊の両方が楽しめそうである。

さらに本作は天候もダイナミックに変わっていく。景観にこだわるユーザーは天気や時間帯を自由に変更可能。スクリプトを使えば天候の挙動そのものを制御できるそうだ。また詳細は不明ながら、本作はボクセルとブリックの両方利用していることを踏まえ、より大規模なワールドに耐用できる仕様を開発しているそうだ。


なお、生み出したワールドおよび内包するアセットは気軽にエクスポート/インポートできるとのこと。またコンテンツは要素単独でのシェアも可能とのことだ。凝った世界を素早くシェアできるとすれば、どんどん他プレイヤーとの輪が広がりそうだ。なおオンラインにはEpic Online Servicesを利用するという。将来的にはModツールなども使用可能になるとのこと。

以上の要素を見れば、モノづくり要素をふんだん盛り込んでいることがわかるだろう。コンセプトは『マインクラフト』などをベースにしつつも、ビジュアル面では『レゴ』的表現に寄せられている印象だ。本作は長らくの間アルファ版のテストプレイが実施されており、フィードバックが募られてきた。オープンアルファでは2万以上のプレイヤーが参加するなど、注目度も高い。そんな同作がいよいよ来年4月にSteamにて早期アクセス配信開始される。早期アクセス配信開始時点で、ゲームのコア部分は楽しめるといい、マルチプレイやゲーム内プログラミングも可能。まずはローンチをはたし、さらにプレイヤーの意見を聞いていくのだろう。

Brickadia』は2023年4月にSteamにて早期アクセス配信予定だ。価格は29.99ドルが予定されている。