『GUILTY GEAR -STRIVE-』明日のアプデでブリジット強化、名残雪は弱体化へ。Ver1.24パッチノート公開

 

アークシステムワークスは12月14日、2D対戦格闘ゲーム『GUILTY GEAR -STRIVE-』のVer1.24パッチノートを公開した。12月15日配信予定の本パッチでは、全体共通のシステム調整と各キャラクター性能の調整による、バトルバランスの調整が実施。さらにPS4/PS5とPC(Steam)間のクロスプラットフォームプレイ機能への対応をはじめとした、ネットワークモードの改善がおこなわれる。


まずはバトル面から見ていくと、大きな変更点としてテンションゲージまわりの調整がおこなわれている。攻撃をガードした際のゲージ増加量が大きくなるほか、R.I.S.C.レベルが高いほどゲージ増加量がアップ。これによって、防御側が反撃に転じるための黄色ロマンキャンセルを使用できるチャンスが増え、反撃に転じた際にはゲージを使った高火力コンボを決めるチャンスも増えるだろう。

また、テンションゲージのもう1つの調整点として、R.I.S.C.レベルがMAXの相手に攻撃をガードさせた際には、テンションゲージの増加しないようになるとのこと。なお先日おこなわれた「ARCREVO Japan 2022」では、開発ディレクターである片野旭氏が今回のパッチについて説明。同氏によれば、これらの調整によって、ゲージを使った連携で相手を画面端で延々と固め続けることはできなくなるそうだ。


同じくバトル面の調整として、近距離立ちSなどの一部を除いた技に基底ダメージ補正が追加されている。この基底ダメージ補正が設定されている攻撃が連続技の始動だった場合、その連続技のダメージは減少するようになっている。基底ダメージ補正は牽制に使われるような攻撃などに設定されるようだ。片野氏によると、「本命以外の選択肢からのダメージ」を“若干”抑える調整となるとのこと。

『GUILTY GEAR -STRIVE-』は昨今の格闘ゲームの中でもダメージが高く設定されており、コンボを2回決めるとほぼ瀕死状態という状況が珍しくないゲームだ。ダメージの減少がどれほどのものか現状は定かではないが、この調整により、試合展開がややマイルドになるかもしれない。

さらに、キャラクターごとのバランス調整もおこなわれる。今回の調整意図は、キャラクター間の性能格差の解消とのこと。いくつかをピックアップすると、本稿執筆時点でかなり強力なキャラとされている名残雪は、ブラッドゲージが増加するほど防御力が下がるという調整が施される。名残雪はブラッドゲージが増加すれば通常技の性能が向上するものの、ブラッドレイジのデメリットなどのリスクもあるキャラだった。そこにさらにリスクを与えられて、今までよりも慎重な立ち回りが求められることになりそうだ。より玄人向けのキャラクターになるかたちだろう。


一方、ブリジットにはいくつかの強化が施される。特に攻撃の起点となる必殺技のストップ&ダッシュやローリング移動の性能が強化されたことで、使いやすさが向上していることだろう。なお、火力については、ストップ&ダッシュのダメージ増加のみに留まっている。

バトル面以外では、かねてからテストが実施されていたクロスプラットフォーム機能が、ついに正式に実装される。12月15日以降は、Steam版のプレイヤーとPS4/PS5版のプレイヤーによる対戦が可能となる。それぞれのプラットフォームに分かれていたプレイヤーが1つにまとまることで、対戦はより活性化することだろう。さらに、ネットワーク対戦時および対戦開始前に相手との回戦相性を確認できるようになっている。海外にもプレイヤーが多く存在している本作で、回線相性の悪い相手との対戦を避けられるありがたい機能となりそうだ。

本稿で紹介した以外にも、調整点はさまざまに用意されている。詳細は公式サイトを確認してほしい。なお、今回のアップデートにあたって、12月15日の13時から18時までの時間でメンテナンスがおこなわれるので留意されたい。


『GUILTY GEAR -STRIVE-』は、PC(Steam)および、PS4/PS5向けに発売中。パッチVer1.24は、12月15日配信予定だ。