『ペルソナ3 ポータブル』『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』リマスター版は各約2000円で発売へ。成功路線継続となるか

 

アトラスは12月14日、『ペルソナ3 ポータブル(以下、P3P)』および『ペルソナ4 ザ・ゴールデン(以下、P4G)』のリマスター版の価格が税込1980円であることを発表した。発売日はすでに告知されているように2023年1月19日。対応プラットフォームはPC(Steam/Microsoft Store)およびNintendo Switch/PlayStation 4/Xbox One/Xbox Series X|S。Xbox Game Pass向けにも提供される。

『P3P』は、アトラスが2006年に発売したPS2向けジュブナイルRPG『ペルソナ3』をベースに、追加要素などを収録したPSP向けソフトである。本作の舞台は、1日と1日の間に影時間と呼ばれる、隠された時間が存在する世界だ。影時間は普通の人間には知覚できず、影時間に現れる怪物シャドウとペルソナ使いたちの戦いが人知れず繰り広げられていた。『P3P』はオリジナルの『ペルソナ3』をベースとしつつも、女性主人公の導入や移動パートの簡略化など含めてさまざまな追加要素が盛り込まれている。

『P4G』は、アトラスが2008年に発売したPS2向けジュブナイルRPG『ペルソナ4』をベースに、新キャラクターなどの追加要素を収録したPS Vita向けソフトだ。本作の主人公は、両親の仕事の都合で田舎町へやってきた高校2年生である。新たに越してきた稲羽市にて、仲間とともに連続殺人事件の謎に迫っていく。『P4G』では、オリジナルの『ペルソナ4』の内容に加えて、新キャラクターとして無愛想な少女マリーが登場。バランス調整が実施されているほか、近隣の沖奈市へ遊びに行くイベントや1月以降の内容も追加されている。


そんな『P3P』と『P4G』の価格が、税込1980円になったことが告知されたわけだ。リマスターであることを踏まえても、現代のゲームとして格安。これはSteamでリリースされている『P4G』リマスターの価格設定に準拠したものだろう。2020年6月にSteamで配信開始された『P4G』リマスターは定価1980円にて発売されていた。同作はSteam版だけで100万本以上を売り上げた。移植の品質もさることながら、価格設定も評価されていた。同作および前作リマスターを他プラットフォームに展開する上で、同じ価格設定にしたのだろう。遊べる時間の長さに対して、価格は非常に安いといえる。

『P3P』『P4G』リマスター版は、PC(Steam/Microsoft Store)およびNintendo Switch/PlayStation 4/Xbox One/Xbox Series X|S向けに2023年1月19日発売予定だ。価格は税込1980円となる。