デベロッパーのBreakfast Bird Gamesは12月5日『Path of Yuusha』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページ表記によれば、本作は早期アクセス配信としてリリース予定。リリース予定日は来年2023年第4四半期とされている。
『Path of Yuusha』は、勇者を育成する学園「Yuusha academy」を舞台にしたシミュレーションゲーム。授業や仕事などに忙しい学園生の日常を体験しつつ、部屋を自由に飾りつけるなど生活要素も盛り込み。毎週のスケジュールを管理し、立派な勇者に育て上げる。
この学園は月~土の週6日授業があるとのこと。1日は4つのセクションに分かれており、それぞれにスケジュールを埋めることができる。生徒たちは、学生らしく学園で呪文を学ぶほか、魔女の小屋で錬金術を習得したり、時にはレストランでウェイターとしてアルバイトしたりとさまざまな活動が可能。キャラクターのニーズに合わせて1週間のスケジュールを計画し調整する必要がある。取った行動によって錬金術や知能などのステータスがアップ。スケジュールをこなしていくなかでは、さまざまなスキルを身につけることができるという。読書(スキルを早く覚える)、錬金術(質の高いポーションを作る)そして値切り交渉術などの日常的なスキルから、片手剣、ファイアボール、回復などの戦闘スキルまで、幅広いラインナップが用意されているようだ。
しかしそれぞれの活動をこなすには費用が掛かったり、キャラクターへのストレスがかかったりする。ストレスが限界に達したキャラは、病気になったり、行動中のパフォーマンスが低下したりする深刻なペナルティが発生。十分な自由時間や休息を確保することでストレスを軽減する必要があるようだ。
休みとなる日曜日には、ショッピングに出かけたり、家でゆっくりしたり、冒険者ギルドに行ったりと自由に過ごせるそうだ。ギルドでは、ほかの冒険者との交流や、クエストを受けてのダンジョン探索が楽しめるという。プレゼントを送ったり自宅に招けば、冒険者たちとの友好度が上昇。仲間と組むことで大ダメージの連携攻撃が発動することもあるようだ。また、ダンジョンで強い武器・防具を得ていく要素もあるとのこと。
自室はアイテム設置による飾り付けが可能。見た目だけでなく、主人公の能力向上に繋がる家具などもあるようだ。たとえば本棚を設置して読書能力と知能を高めたり、テレビを見てストレスを減らしたり、錬金釜でポーションを作ったりすることができるとのこと。また家をアップグレードすることで置ける物の数も増えるそうだ。また、本作にはペットを捕まえる要素があり、自宅で飼うこともできるようだ。ペットにもさまざまな種類がおり、戦闘に加勢してくれるペットや、裏庭で薬草を育てるのに役立つペットなどがいるようだ。また、撫でるとキャラのストレスが軽減されるという。本作では以上のような多岐にわたる要素を盛り込みつつ、日常を楽しむライフシムとして設計されているようだ。
本作は発表とともに、Kickstarterにてキャンペーンを開始して支援を募っている。そちらによれば、本作開発元Breakfast Bird Gamesは台湾を拠点としている様子だ。「JRPGスタイル」を標榜している点や、ドット絵のテイストおよびタイトルなど、日本のゲームの影響が垣間見える点は興味深い。なお、本作は早期アクセス配信でのリリースが予定されている。期間としては1年から1年半を見込んでいるとのこと。2023年第4四半期とのリリース予定が正式リリースか、早期アクセス配信開始かは明示されていない。
『Path of Yuusha』はPC(Steam)向けに2023年第4四半期にリリース予定。