Steam Deckの11月のプレイ時間ランキングが公表される。携帯型PCゲーム機にて愛されているゲームはどれだ
Valveは12月2日、Steam Deckユーザーが先月11月にプレイしたタイトルのランキングを公開。プレイ時間をもとに、もっとも多くプレイされたトップ20タイトルが明らかにされている。
Steam Deckは、Valveが開発した携帯型PCゲーム機。7インチディスプレイを中央に配置し、フルサイズのアナログスティックや各種ボタン、そしてトラックパッドなどを搭載する。欧米では今年2月から出荷されており、日本でも12月17日から出荷開始される予定だ。
Steam Deckでのプレイ時間ランキングで、11月の1位を獲得したのは『Vampire Survivors』だった。以下、『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』『エルデンリング』『サイバーパンク2077』『Stardew Valley』などが続く。人気タイトルを中心に、インディーゲームからAAAタイトルまで幅広くプレイされていることが分かる。
9月および10月のランキングと比較してみると、『Vampire Survivors』がずっとトップを維持している。『エルデンリング』や『サイバーパンク2077』『Stardew Valley』『Hades』『No Man’s Sky』なども、定番タイトルとなっている模様。また、新作もどんどんランキングに食い込んでくる傾向にあり、特に10月は新作リリースが多かったためか『アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション』や『Gotham Knights』『Potionomics』などが上位に入っている。
携帯型PCゲーム機だからといって、処理負荷の軽いゲームばかりではなく、重量級タイトルも多くランクインしている点も注目だろう。もちろんグラフィック設定を適宜調整する必要はあるが、Steam Deckでは重そうなタイトルもそれなりのパフォーマンスで動作することから、ユーザーに活用されているようだ。Steam Deckのシステム側でも、(消費電力との兼ね合いも含め)パフォーマンス設定が用意されている。
ちなみにValveは、Steam全体での同時接続プレイヤー数および日々のピークプレイヤー数の上位も公表している。そちらと今回のランキングを比べてみると、かなり違いがあることが分かる。『Counter-Strike: Global Offensive』や『Dota 2』『Apex Legends』など、Steamでもっともプレイされているタイトルの多くが、少なくともSteam Deckでのトップ20には入っていないのだ。Steam Deckと互換しプレイ可能であっても、競技性の高いタイトルや、マウス&キーボード操作の方が向いているタイトル、またディスプレイサイズによる視認性の問題があるタイトルなどは、PCでのプレイが選択されているのかもしれない。
Steam Deckは、国内向けには現在予約受付中。価格は、64GB(eMMC)モデルが5万9800円、256GB(NVMe SSD)モデルが7万9800円、512GBモデル(NVMe SSD)が9万9800円となっており(いずれも税込み)、12月17日から出荷開始される。