『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は、“シリーズ史上もっとも高速回転できる”『ポケモン』ゲーム。高速スピンし放題の大サービス

『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』にて“ターン”がにわかに脚光を浴びている。自キャラクター回転させるとスピンするわけだが、とにかくその回転が速い。

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』にて“ターン”がにわかに脚光を浴びている。自キャラクター回転させるとスピンするわけだが、本作ではかなり高速に回転できるのである。

『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』では、プレイヤーは広大世界を冒険可能。キャラを操作し移動させ、さまざまな場所を探索するのだ。キャラの操作面では、シリーズ史上もっとも回転できるとして、“ターン”に注目が集まっている。発端はYouTuberのArlo氏による投稿だ。同氏はTwitterにて『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』には回転速度に制限がないとし、爆笑しているとのコメントを添えて回転動画を投稿した。その見事な回りっぷりがウケており、1万以上のRTを獲得している。


『ポケットモンスター』シリーズでは、ニンテンドー3DS時代に本格的な3Dキャラ描写を導入。あわせて、自キャラをスライドパッドでグリグリ回転させることでターンするというギミックが仕込まれている。具体的には、『ポケットモンスター サン・ムーン』にてこうした仕様が存在すると指摘されていた(ねとらぼ)。近年の作品でもこうした小ネタは仕込まれている。『ポケットモンスター ソード・シールド』でもジョイスティックを回すことでターンができたが、本作のターンはレベルが違う。その回転速度がとにかく速いのである。以下の動画を見ると早いだろう。


『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』では、ジョイスティックを何回か回転させることで自キャラのターンがスタート。キャラが回転し始めるのだが、前述したように回転速度に際限がない。厳密にいうと、ある程度高速にスティックを回すとスピードが固定させるので、速度制限はあるにはあるようだが、その上限がはかりしれない。過去作ではある程度まで回すと速度が一定になっていた。しかし本作の回転速度上限は、それらよりも高く設定されているようだ。その影響で、各地で高速スピンをかますトレーナーたちの姿が確認されている。

『ポケットモンスター ソード・シールド』の華麗なターン実装、『ポケモン レジェンズ アルセウス』でのターン未実装、からの『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』のウルトラハイスピードターンの実装。このターンは、意表を突く実装だ。そして1作空けて帰ってきたターンは、『ポケットモンスター』ゲームシリーズ史上もっとも速いターンといっても差し支えない。特筆すべきものがあるだろう。


なお、コライドン/ミライドンを乗った状態でターンをしようとすると、ポケモンが嫌がる。またどの速度でターンをしても、ターンの後に自キャラはよろめく。つまり、この高速ターンはよろめくほど高速に回ることを織り込んで、意図的に導入されたのだろう。ちなみにこの高速スピン、入力している時はなかなか楽しいがリスクもある。というのも、スティックを速く回す上では、スティック回しは親指ではなく手のひらを使いがちであり、筆者は何度か検証しているうちに手のひらが真っ赤になった。水道で何度手を洗っても、未だに痛みが引かない。したがって、スティック入力には頑張りすぎないことをおすすめする。

なお余談であるが、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は不具合面でも妙にターンと縁深いコンテンツ。連れ歩きポケモンがフィールドでクルクル回る現象や、NPCトレーナーがポケモンを繰り出すたびクルッとターンする場面が数多く目撃されている。どこまで意図的か不明であるが、妙な一貫性が感じられる。


『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は、Nintendo Switch向けに発売中だ。



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Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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