ノリノリ夢リズムアクション『Melatonin』Steamにて12月16日国内配信へ。『リズム天国』の影響受ける新作、Switch版の国内配信も計画

デベロッパーのHalf Asleepは11月29日、『Melatonin』のPC(Steam)版を12月15日に配信すると発表した。夢の中で展開されるリズムゲームだ。

デベロッパーのHalf Asleepは11月29日、リズムゲーム『Melatonin』のPC(Steam)版を12月15日に配信すると発表した。日本では時差の関係で12月16日に配信される。価格は14.99ドルとのことなので、Steamの基準では1700円程度に換算されるだろう。10%オフのローンチセールも実施するとのこと。

『Melatonin』は、夢の中で展開されるリズムゲームだ。主人公が眠りにつくと、プレイヤーは彼の夢を覗き込みステージを選択可能。それぞれのステージは現実世界での物事をテーマにしており、全5章にわたり合わせて20種類以上収録される。

たとえば、「フォロワーについての夢」というステージには巨大なスマホで出来た階段があり、楽曲に合わせてボタンを押すことで、主人公がジャンプして階段を登っていく。階段のスマホ画面にはInstagramやYouTube、Twitterなどのアイコンがあり、主人公が階段を上っていくごとに横に表示される数字が増えていく。SNSなどでのフォロワー数を増やすことに躍起になっている主人公、あるいは世間の様子を表現しているのかもしれない。

ゲームプレイの基本は、BGMのリズムに合わせてボタンを押すというシンプルなもの。ジャストタイミングかどうかの判定もあり、タイミング良くボタンを押すことでゲージが上昇し、ステージのクリア評価が上がっていく仕組みだ。ステージの展開によってボタンを押すパターンが変化し、三連符であったりホールドしたりといったことも求められる。



ステージはほかにも、飛んできたピザなどを口でキャッチする「食べ物についての夢」や、さまざまな商品を購入するためクレジットカードをレジに通す「ショッピングについての夢」、VRゲームを主人公が楽しむ様子を描く「テクノロジーについての夢」などもある。また、より高難度なチャレンジモードや、ステージをマッシュアップしたモードも、アンロックして楽しめるそうだ。オリジナルの夢のステージを作成できるエディタも用意されるとのこと。

開発元Half Asleepは、インディー開発者David Huynh氏の個人スタジオ。本作では、主人公の感情をプレイヤーに伝える手段として音楽を利用したそうで、ゲームプレイに関しては『リズム天国』シリーズから影響を受けつつ、独自のアイデアを盛り込んでいったという。淡い色使いの手描きグラフィックやアニメーションも独特の魅力を放っている。

『Melatonin』は、PC(Steam)向けに12月16日に国内配信予定だ。また、本作はNintendo Switch版も開発中。なお、David Huynh氏に弊誌が確認したところ、Nintendo Switch版はまず欧米にてリリースし、日本では日本語ローカライズが完了してから配信する計画だそうだ。2023年のいずれかの時期にはリリースできるだろうとしており、その頃にはPC版も日本語化されるものと思われる。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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