『スプラトゥーン3』非公式レーティングサービス「Splarate」が公開された。「Splarate」はかねてから開発されていたサービス。「ゲーム外のレーティング」で、猛者たちと戦える非公式サービスである。
「Splarate」は、レーティングサービスだ。『スプラトゥーン3』では、プレイヤースキルなどを反映するさまざまなレートがゲームで記録されている。わかりやすいレートでいえば、たとえばバンカラマッチにおけるランクなどが代表だ。一方で、現在のシステムでは、S+のランク帯になれば実力は玉石混交になりやすい。そんななか、より実力の近い相手との戦いを望む人もいるだろう。「Splarate」は、そんなプレイヤーのための、プライベートマッチを使ったゲーム外のレーティングを競うためのサービスである。
手順としては、4人の固定チームを組んで、「Splarate」でチーム登録。サービス上でマッチングした後、部屋を作ってバトルする。試合後に結果を記入することで、両チームの「Splarate」上のレーティングが変化。そうして上下したレーティングをベースに、近い実力の相手とさらなるマッチングが展開される。ゲーム内ですることとしては、あくまでプライベートマッチで戦うだけであるが、マッチング自体は「Splarate」上でおこなわれるわけだ。留意点としては、1シーズンが約2週間とされ、シーズンでチームが固定されること。シーズン中は4人同じメンバーで戦うことになるので、注意しておこう。
ゲーム外のマッチングを用いて、プライベートマッチで対戦をするサービスといえば、任天堂タイトルでは『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズのコミュニティ「スマメイト」や『マリオカート8デラックス』の「ラウンジ」があげられる。特に「スマメイト」は数多くのプロゲーマーも集まるなど、かなり大規模なコミュニティとなっている。レーティングに基づいたランキングなども充実しており、参加し甲斐のある機能も多い。「Splarate」も両サービスに影響を受けたのかもしれない。
「Splarate」は、もともと『スプラトゥーン2』向けに運用されていたサービス。ベータテストがおこなわれたものの、その後公開は停止されていた。そしてこのたび『スプラトゥーン3』向けに運用が始まったようだ。
シーズン1は、さっそく11月16日より開始されている。まだまだテスト的な運用がされており、このサービスが進化および拡充されていくかは、サービスの盛り上がり次第だろう。腕に自信のある4人組は試してみるのもよさそうだ。なおあくまで本サービスは、任天堂と無関係の非公式サービスなので、利用は自己責任となる点は留意してほしい。
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