デベロッパーのTribandは11月12日、野球バットVRゲーム『WHAT THE BAT?』を11月17日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびMeta Questシリーズ。VR専用のため、プレイするにはHTC Vive/Oculus Rift/Valve Index(PC版)、あるいはMeta Quest/Quest 2/Quest ProといったVRデバイスが必要である。
『WHAT THE BAT?』は、野球バットと共に日々を送るVRゲーム。100種類以上のステージが用意され、プレイヤーは左右の手に持ったバットを使ってあらゆることをこなす。たとえばパンを掴んでトースターに入れたり、歯磨き粉をつけて歯磨きしたり、お風呂をバシャバシャして泡立てたり、あるいはお絵描きしたり、さまざまな機械を操作したり、自撮り棒にしたり、はたまた料理をしてみたり、ゲームをプレイしたり、犬をナデナデしたり。バット2本でやれることは実に多種多様である。
プレイヤーは各VRデバイスのコントローラーを使って、自由にバットを扱うことができるのだろう。ゲームプレイには物理演算が取り入れられており、ステージに登場するオブジェクトを如何にしてバットで扱い、目標を達成させるのかに挑戦する。豪快にバットを振るうこともあれば、繊細な操作が求められることも多いようだ。なぜバットを使っておこなうのか、などと考えてはいけない。
作品のボリュームとしては約4時間程度とのこと。ひとつひとつのステージはコンパクトな内容になるようだ。なお、バットらしくボールを打つ場面もみられるが、素直に野球はさせてくれないらしい。しかし開発元いわく、「手に持つものがバットしかないのなら、すべてが野球に思えてくる」と、とある賢者が言ったのだとか。
本作の開発元Tribandは、『WHAT THE GOLF?』を手がけたことでも知られ、本作はその流れを汲む作品のようだ。同作は、ゴルフのようでゴルフでないゴルフゲーム。一見普通のゴルフかと思いきや、ショットしたらボールではなくゴルファーが飛んでいったり、ボールを打ってもカップが逃げていったりなど、ショットしてみるまで何が起こるか分からない笑えるゲームとなっている。同スタジオはそうしたユーモアを、今度はバットとVRで表現する。
『WHAT THE BAT?』は、PC(Steam)およびMeta Questシリーズ向けに11月17日配信予定だ。対応VRデバイスの詳細は各ストアページを確認してほしい。