パブリッシャーのレオフル(Leoful)は、法廷バトルアドベンチャー『鳥類弁護士の事件簿』を、12月15日にNintendo Switch向けに発売すると発表した。あわせて本日、ニンテンドーeショップにて本作ダウンロード版の予約購入受付が始まった。価格はダウンロード版が税込3278円で、パッケージ版が税込3850円。
『鳥類弁護士の事件簿』は19世紀フランスを舞台にした法廷バトルアドベンチャー。物語の舞台となるのは1848年のパリ。のちに1848年革命と称されることになる動乱のただなかであり、無実の罪で投獄される動物たちが後を絶たない。そんな中、プレイヤーは、弁護士としての腕前は心もとないハヤブサのジェイジェイ・ファルコンとして、相棒のスパロウソンとともに裁判を戦い抜いていく。プレイヤーの目的は、無実の罪で起訴されたフランス国民を助けること。その目的を達成するため、実在するパリの名所を巡り、さまざまな動物たちと出会い、状況に合わせて賄賂を贈ったり尋問したりしながら情報を集めていく。
本作は、ニンテンドーeショップでのダウンロード販売に加え、パッケージ版の発売も予定。パッケージ版の予約は、すでに一部のオンラインストアと実店舗で受け付けを開始していた。パッケージ版を予約した人には、玻都もあ氏による特製ポストカードを進呈するとのことだ。同氏は2011年に、さまざまな種のハトを攻略していく恋愛アドベンチャーゲーム『はーとふる彼氏』をリリースしたクリエイターであり、本作のローカライズを担当した一人でもある。今回特典となるのは、ファルコンとスパロウソンのコンビに、ニワトリの検察官ココリコが加わった“トリオ”が、ロビニオという写真家のスタジオに集う和やかな日常を描いたポストカード。ちなみにロビニオは同氏の推しのようだ。
さらに、一部店舗では限定の予約特典を用意しているとのことである。Amazonで予約した人はデジタル壁紙セットを、あみあみで予約した人はアクリルキーホルダーがもらえるそうだ。
本作『鳥類弁護士の事件簿』は、海外向けに発売されていた『Aviary Attorney』の日本語ローカライズ版である。もとはKickstarterキャンペーンから出発した作品で、Steamでは2015年より配信中。また海外 Nintendo Switch向けにも2020年に発売されていた。Steamでは本稿執筆時点で、918件のレビューのうち94%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得している。高評価アドベンチャーゲームが、7年の時を経てNintendo Switch向けに日本語ローカライズされる形だ。なお、以前レオフルに聞いたところによると、本作のSteam版では日本語実装はされないとコメントしていた。
『鳥類弁護士の事件簿』は12月15日にNintendo Switch向けに発売予定。