『カプコンアーケード スタジアム』シリーズに機能追加・改善アプデ配信。『ストII』シリーズのエドモンド本田ステージでは背景に変化も
カプコンは11月7日、『カプコンアーケード スタジアム』および『カプコンアーケード 2ndスタジアム』向けに最新アップデートを配信。両作がより快適に遊びやすくなる機能追加などをおこなった。
『カプコンアーケード スタジアム』と『カプコンアーケード 2ndスタジアム』は、カプコンの名作アーケードゲームの数々を楽しめる作品だ。幅広いジャンルのゲームをそれぞれ計32タイトル収録。本体は無料で配信され、各ゲームをDLCとして追加購入していく形式で提供されている。両作は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS4/Xbox One向けに配信中。
今回のアップデートでは、まず機能追加要素としては、「最速の連射機能」が追加された。各ゲーム(一部ゲーム除く)ごとに最速での連射・シンクロ連射できる機能であり、連射を使用したプレイがより快適になっているとのこと。「CONTROLLER SETTINGS」内の「連射速度」にて設定可能だ。また、ゲームプレイ中に右スティックによるカメラ操作のオン/オフができる「カメラ操作機能」も追加。「SYSTEM SETTINGS」にてオン/オフの設定をおこなえる。
『カプコンアーケード 2ndスタジアム』に収録されているシューティングゲーム『超浮遊要塞エグゼドエグゼス』においては、ネームエントリーの時に使う文字の言語設定ができる機能が追加されている。「GAME SETTINGS」にて日本語・英語から選択可能だ。
さらに、機能改善も実施されている。所有しているゲームの一覧「GAME LIST」から、直接ゲームが起動できるようになった。また、各ゲームごとに設定変更したゲーム設定が保存されるように。すべてのゲームの設定を、一括で初期状態に戻すこともできる。なおこれらの機能改善は『カプコンアーケード スタジアム』と『カプコンアーケード 2ndスタジアム』それぞれに実施されている。
このほか、以下の『ストリートファイターII』シリーズ4作品に関して、エドモンド本田のステージの背景デザインが変更された。
・ストリートファイターII – The World Warrior –
・ストリートファイターII ‘ TURBO – HYPER FIGHTING –
・スーパーストリートファイターII X – Grand Master Challenge –
・ハイパーストリートファイターII – The Anniversary Edition –
具体的な変更点についてカプコンからの説明はないが、筆者が『ストリートファイターII – The World Warrior -』にて確認したところ、背景の壁画の一部が調整されたようだ。エドモンド本田のステージというと銭湯であり、背景には大きな富士山が描かれた壁画が存在する。その富士山の左側のスペースに、アップデート前は無地の空となっていたところ、アップデート後には薄く雲がかかった太陽が追加された。この太陽のデザインは、『ストリートファイターV』や『ウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャーズ』でも採用されている。
実は『カプコンアーケード スタジアム』の発売時には、このエドモンド本田のステージが一部で注目を集めていた。壁画の空について、オリジナル版では太陽と旭光が描かれていたが、上述したように無地で表現されていたためだ。おそらくカプコンは、オリジナル版の太陽のデザインが旭日旗を連想させると一部の国から批判される可能性を考慮し、修正したものと考えられる(関連記事)。これまでやや殺風景な背景となっていたところ、結果的に新たな太陽デザインを本作でも採用することになったようだ。
『カプコンアーケード スタジアム』および『カプコンアーケード 2ndスタジアム』は、それぞれPC(Steam)/Nintendo Switch/PS4/Xbox One向けに配信中だ。
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