宇宙開発シム『Kerbal Space Program 2』2023年2月25日についに早期アクセス配信開始へ。コロニー建設やマルチプレイなどを導入

Private Divisionは10月21日、傘下デベロッパー Intercept Gamesが手がける宇宙開発シミュレーションゲーム『Kerbal Space Program 2』の早期アクセス配信を、2023年2月24日に開始すると発表した。

パブリッシャーのPrivate Divisionは10月21日、傘下デベロッパー Intercept Gamesが手がける宇宙開発シミュレーションゲーム『Kerbal Space Program 2』の早期アクセス配信を、2023年2月24日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)。日本では時差の関係で2月25日に配信される。Steamのストアページによると、本作は日本語表示に対応するようだ。

『Kerbal Space Program 2』は、高い評価を獲得した宇宙開発シミュレーションゲーム『Kerbal Space Program』に続く新作だ。プレイヤーは宇宙開発プログラムの責任者となり、カーバルと呼ばれる異星人の宇宙飛行士たちを宇宙へと送り届けるために宇宙船を建造。さまざま用意されるパーツを自由に組み合わせて宇宙ロケットなどを組み上げることができ、また航空力学と軌道力学による本格的なシミュレーションが導入されていることなどが特徴だ。

続編となる本作では、前作のゲームプレイをベースにしつつ、新たなパーツや宇宙飛行技術の追加、UI/UXの改善などが実施。ビジュアルについても強化され、各天体がかつてないほどのディテール、バラエティ、リアリズムで描かれるという。また、本作からプレイし始めるシリーズ初心者のための、アニメーション付きチュートリアルも用意される。

新規要素としては、まずコロニーの存在が挙げられる。プレイヤーは惑星に建設されたコロニーを拠点に、資源収集をおこないながら居住地や宇宙ステーションの建造、特別な燃料の生産などをおこなう。そして、宇宙船を建造できるレベルにまでコロニーが発展すると、さらに遠い宇宙空間への進出が可能になる。また、新たな星系・天体への航路を開く恒星間航行も導入。新たなチャレンジなどが待つ、多様な惑星を訪れることができるようになるとのこと。マルチプレイの導入も計画されている。


早期アクセス配信開始時点では、ビジュアルが刷新されたカーボラー星系や新たに改良された数百種のパーツ、塗装による機体カスタマイズのほか、先述した改善されたUI/UX、チュートリアルなどが実装。その後、ロードマップに従ってさらに開発が進められていく予定だ。

ロードマップによると、まずはサイエンス収集や技術ツリーの進捗といった要素が追加され、その後先述したコロニーや恒星間航行、新規星系の探索、マルチプレイなどが段階的に追加されていくようだ。コロニー要素としては、コロニー向けのパーツや軌道宇宙船の建造が挙げられており、恒星間航行においては、Debdebと呼ばれる星系が追加されるという。新規星系の探索では資源収集要素が追加され、マルチプレイ導入にあたっては追加の発射場が用意される。このほか、パフォーマンスの改善とビジュアルのアップデートも続けていくとのこと。

『Kerbal Space Program 2』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに2023年2月25日に早期アクセス配信予定だ。価格は49.99ドルとのことなので、本稿執筆現在の為替レートでは約7500円に換算される一方、Steamの基準では5000円程度になる可能性もあるだろう。

なお、正式リリースまでの期間については特に設定されておらず、ゲームとそのすべての機能が開発元の求めるレベルに達したと判断するまで、早期アクセス配信を続けるとのこと。そして正式リリース後には、PS5/Xbox Series X|S向けにもリリースされる計画となっている。

本作においては、これまで開発元の変更や度重なる発売延期によりファンをやきもきさせてきたが、ついに早期アクセス配信日が決定。人気作の続編として大きな期待を集めるなか、いよいよ始動することとなる。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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