小学館発ボードゲーム『ロジカル真王』Nintendo Switch向けに12月発売へ。カードの駆け引きで真の王を決める


フリューは10月21日、カードを使ったボードゲーム『ロジカル真王(シンキング)』のゲーム化を発表した。Nintendo Switch向けに、12月15日にダウンロード専売で発売予定だ。価格は税抜1400円。


ゲーム版の原作となる『ロジカル真王』は小学館が2021年11月に発売した、1対1でおこなうボードゲームだ。今回はそのデジタル化となる。両プレイヤーには、それぞれ効果が割り当てられた0から9までのカードが配られる。各プレイヤーはそのうち2枚を隠しカードとして選択。相手が選んだ2枚の隠しカードの数字を、先に当てることが勝利条件だ。毎ターン、プレイヤーは手札からカードを1枚場に出し、その効果を発動する。その後、攻撃として相手の隠しカードのどちらか選び、そのカードの数字を言い当てるのだ。

一言で言えば、10枚のカードから隠した2つのカードの数字を当てる、という非常にシンプルなルールだ。与えられるカードはお互いに同じで、デッキ構築などの要素はない。シンプルな分、相手との駆け引きや読み合いが重要なゲームとなっている。「月刊コロコロコミック」を中心に展開されている作品ながら、子供だけではなく大人も楽しめるように作られている。


カード自体がもつ効果には、相手の隠しカードの推理を助けるものが揃っている。例えば4のカード「真実の杖」には、相手の隠しカードが4以下かわかるという効果が与えられている。ほかにも相手の手札を1枚破壊したり、左右の隠しカードの大小がわかったりと、使い方を工夫することで相手の隠しカードの数字を絞ることが可能だ。これらの各カードの効果をいかに使うかが、勝敗を左右するわけだ。もちろん、カードの効果を十分に活かしきれるロジカルな思考も重要である。

『ロジカル真王』のNintendo Switch版では、日本語、英語、簡体字、繁体字、韓国語に対応。オンライン対戦機能で世界中のプレイヤーとの対戦が可能だ。ゲーム化にあたって、前述したカードの効果の処理をシステムがおこなってくれるようになる。元々シンプルなゲームの進行がさらにスムーズになるだろう。その一方で、カードの効果を発動した時には、ゲームらしい派手なエフェクトがバトルを盛り上げてくれるようにもなっている。

ちなみに元々のボードゲーム版の『ロジカル真王』は、展開の軸となっている「月刊コロコロコミック」の編集部員である杉本和希氏が考案したものだ。それを小学館が自社商品として発売したという経緯がある。同誌では『ロジカル真王』を扱った漫画も連載しているほか、YouTubeでボードゲーム版の実戦映像も公開している。漫画と実戦映像のどちらも、本作の読み合いの面白さが味わえるため、こちらも一度チェックしてほしい。

ロジカル真王』はNintendo Switch向けに、12月15日にダウンロード専売で発売予定だ。