Steam異星農場建設シム『Roboplant』11月10日に早期アクセス配信開始、日本語対応。ロボの“福利厚生”が大事な水耕栽培


デベロッパーのRebelpugは10月17日、異星農場建設シミュレーションゲーム『Roboplant』の早期アクセス配信を、11月10日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は日本語表示に対応する。

『Roboplant』は、そう遠くない未来の世界を舞台にする農場建設シミュレーションゲームだ。本作の世界では、人類はほかの銀河の征服を果たしており、地球の食料危機に対処するために、効率的な水耕栽培農場によって食料を育てるための土地を探している。そこでプレイヤーは、未開の惑星を訪れ、いちから農場を建設することとなる。

本作では、何もない異星に農場施設を建設し、食料の生産と製品の製造をおこなう。まずは建設ツールを使って各種施設のベースとなる部屋を建設。部屋には面積や形状の異なる複数の種類があり、部屋同士は廊下を建設して接続可能だ。そして部屋の中に水耕栽培をおこなう装置を配置して稼働させる。レタスやメロンなどの地球の食料のほか、技術研究を通じて地球外由来の代替食料もさまざま栽培できるという。

施設の建設や装置の導入には初期コストやランニングコストがかかり、また施設を拡大するにもお金が必要。そのためにも食料を生産し、製品にまで仕上げて販売しお金を稼ぐのだ。また、装置を稼働させるには電力が必要で、植物を育てるには水の供給や酸素・温度・湿度の管理も求められる。そうしたお金以外の各種コストを賄うための設備も、適宜導入しなければならない。


建設した農場を稼働させるには、ビーポップ179と呼ばれるロボットたちを従業員として雇う必要がある。導入した各種設備は、彼らが操作を担当することになる。雇えるロボットには複数のキャラクターがおり、雇用にかかる初期費用や定期的に支払う賃金が異なる。それぞれ能力にも違いがあるようだ。

そしてプレイヤーは、作業効率を高く保つために、ロボットたちの福利厚生にも気を配らなければならない。バッテリーを充電するためのスペースを用意したり、ロボット同士が交流できるリラックスルームを配置したり。また、オイル自動販売機を導入するとロボットたちのメンテナンスができ、アーケードゲーム機を導入するとプレイしたロボットのリラックス率が回復する。


早期アクセス配信開始時点では、ステージとして選択できる惑星は1種類のみ。工場の建設から労働者の管理、作物の生産と収穫、販売市場へのアクセス、基礎研究をおこなうオプションなど、基本的なゲームプレイ要素はほとんど実装された状態となる。そして開発をさらに進めるなかで、より高度な研究オプションやイベント、エンドゲームコンテンツなどを追加していく計画とのこと。正式リリースまでは1年以内の期間を目指しているそうだ。

『Roboplant』は、PC(Steam)向けに11月10日に早期アクセス配信予定。Steamでは体験版が配信されており、すでに日本語表示に対応している。興味のある方は、まずはこちらを試してみると良いだろう。