Steam魔法少女JRPG『This Way Madness Lies』11月11日配信へ。演劇部部長が仲間と共にシェイクスピア世界を冒険

デベロッパーのZeboyd Gamesは10月14日、『This Way Madness Lies』を日本時間11月11日に配信すると発表した。シェイクスピア作品をテーマにした異次元の世界を、魔法少女たちが冒険するRPGだ。

デベロッパーのZeboyd Gamesは10月14日、RPG『This Way Madness Lies』を11月10日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。日本では時差の関係で11月11日配信となる。価格は9.99ドルとのことなので、1000円程度になるだろう。

『This Way Madness Lies』は、往年の日本のRPG、いわゆるJRPGから影響を受ける作品だ。主人公のImogenは、ストラトフォード=アポン=エイヴォン演劇部の部長として、毎日学校に通いながら演劇をプロデュースしている女の子。そして彼女はただの学生ではなく、魔法少女でもあった。彼女は魔法の力を使うことで、シェイクスピア作品をテーマにした別次元の世界へとテレポートできるのだという。

本作の舞台となるのは、イタリア・ヴェローナの街。恋人たちが暮らす静かな街であったが、悪夢の軍団による巨大ミュータント植物の攻撃を受けている状況にある。そこでImogenは、仲間とともにこの街を冒険。侵略者と戦い、ディナーの時間までに元の世界へと戻るのだ。


Imogenには、Paulina・Viola・Rosalind・Miranda・Beatrice・Kateという6人の仲間がおり、このなかから4人パーティを組んでプレイすることになるようだ。本作は、クラシックなドット絵ビジュアルで描かれ、バトルにおいてもJRPGに影響を受ける作品らしくターン制を採用。スクリーンショットからは、さまざまなスキルやアイテムも駆使して戦うことがうかがえる。また、複数のキャラクターのアビリティを組み合わせる、Uniteと呼ばれるアクションも用意されているとのこと。

本作の世界観はシェイクスピア作品をテーマにしていることもあり、劇中でのセリフが現代英語に翻訳され、ゲーム内でも随所に取り入れられているようだ。さらに、何らかの演劇要素やコメディ要素、またペットを飼うも用意されている模様である。


本作は、難易度やプレイスタイルによって前後するものの、4〜5時間程度でクリアできるコンパクトな作品になるという。開発元Zeboyd Gamesは、あらゆる要素が揃っていながらも短時間で遊べるターン制のJRPG作品がもっと多くリリースされるべきだと考え、本作を開発したのだそうだ。ちなみに同スタジオは、これまでにも『Cthulhu Saves the World』や『Cosmic Star Heroine』など、日本のRPGから影響を受ける作品を手がけてきた実績がある。

『This Way Madness Lies』は、PC(Steam)向けに11月11日に国内配信予定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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