基本プレイ無料ハクスラ『トーチライト:インフィニティ』オープンベータ開始。PC版最適化不足には不満の声も
パブリッシャーのXDは10月12日、『トーチライト:インフィニティ』のオープンベータテストを開始した。対応プラットフォームはPC(公式サイト/Steam)/iOS/Android。基本プレイ無料のハック&スラッシュに分類されるRPGだ。
『トーチライト:インフィニティ』はハクスラ系RPG『Torchlight』シリーズの4作目にあたる最新作だ。本作の舞台となる科学と魔法が存在するラプティス大陸で、プレイヤーキャラとなるヒーローが、世界を救う戦いに臨む。
ヒーローはオープンベータテスト開始時点で、バーサーカー リーハン、ディバインショット カリーノ、フロストファイア ジェマ、時空の証人 ユーガ、コマンダー モートの5人が使用可能。ヒーローはそれぞれ異なった特性とスキルを持っているほか、同じヒーローでも違う特性が用意されたキャラクターも存在する。さらに24ものアビリティパネルに250種類以上のスキル、加えて数々の装備が用意されており、それらを組み合わせてビルドを構築して強敵に挑んでいく。ヒーローや特性は今後新たに追加されていく予定があるようだ。
今回のオープンベータテストでは、10時間ほどのプレイ時間に及ぶメインストーリーと、“何度でも挑戦できる終盤ダンジョン”が実装されている。後者が現時点でのエンドコンテンツとなりそうだ。思い描いたビルドを構築するため、敵を爽快に倒してレアドロップを狙う、ハクスラの持ち味となる部分は十分に楽しめそうだ。
本作はマルチプレイにも対応しており、他プレイヤーとのアイテムのトレードも可能。どうしても手に入らないアイテムは、交換で手に入れることもできる。エンドコンテンツを周回しても手に入らなければ、トレードを検討しても良いだろう。
『トーチライト:インフィニティ』ではゲームにシーズン制を用いており、オープンベータテスト開始と共にシーズン1「ダークタイド襲来」も開始。3か月にわたって、シーズン期間限定のコンテンツが用意されている。シーズン1ではシーズン限定の装備強化ができるほか、シーズン限定の伝説装備を入手するチャンスもあるようだ。ちなみにシーズン終了の際には、そのシーズンで作成したヒーローは永久ゾーンへと移動されるが、そのまま育成することは可能だそうだ。
現在はオープンベータテストだが、テスト終了時のワイプ(データリセット)などは現時点では発表されていない。またすでにシーズンパスなどの課金もできるようになっているため、ワイプの可能性は低そうだ。なおSteamストアページ内表記によれば、早期アクセス期間がいつまで続くかは未定で、「満足のいくバージョンが完成する」までとのことだ。
本作は冒頭に記載したとおり、PCのほかiOS/Androidのクロスプラットフォームでプレイできるよう展開されている。PCでプレイしたアカウントの続きをスマートフォンでプレイすることも可能だ。しかし、PCに向けた最適化はまだ途中のようで、この点がSteamで早期アクセス配信とした理由の1つとのこと。
なお、Steamのストアレビューでは、PCへの最適化がされていないことについての意見が散見される。筆者も実際に触れてみたところ、たしかにUI部分に洗練されていない印象を受けた。しかし本作は、前述のとおり早期アクセス中である。 PCでのプレイの快適性に関しては、まずは今後のアップデートを待ちたいところ。それまではスマートフォンでプレイしてみるのもいいだろう。
『トーチライト:インフィニティ』はPC(公式サイト/Steam)/iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中だ。