島暮らしシム『Coral Island』早期アクセス配信開始、さっそく好調。農業&ダイビングなスローライフ
パブリッシャーのHumble Gamesは10月12日、Stairway Gamesが手がける農業・生活シミュレーションゲーム『Coral Island』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam/Microsoft Store)で、価格はSteam版が2570円、Microsoft Store版が2750円。また、PC Game Pass向けにも提供されている。
『Coral Island』は、大都会での生活を離れ、サンゴ礁に囲まれた島で暮らすシミュレーションゲームだ。最初は荒れた土地から始め、農業やクラフト、あるいは建築や動物の世話をするなどしながら、美しい風景へと作り変えていく。どのような方向性をもって発展させていくかはプレイヤーの自由だ。
また、探索をして虫を捕まえたり魚を釣ったり、あるいは海でダイビングをしたり、洞窟で貴重な石を採掘したりなどのアクティビティも用意。そうした活動を通じて、道具を改良したり、家畜や作物の品質向上に繋げたりできるものが見つかるという。
島には、50人を超える個性豊かな住民も暮らしている。彼らと出会って友達になり、コミュニティに参加することで町に活気を与えることができる。地元の博物館を拡張したり、遺跡を修復したりすることで、町のランクが上がっていくとのこと。このほか、出会いを求める独身者と親交を深める要素も存在する。
本作では、季節ごとに異なる物語が紡がれる。早期アクセス配信開始された現時点では、最初の年の4つの季節を収録。このほか、物語に紐づいたクエストや、農業・畜産・クラフト要素、住民との交流要素などが実装されている。釣りや虫取り、ダイビングも可能だ。また、プレイヤーキャラクターのカスタマイズや、家のデコレーション要素なども用意されている。
現在開発中の要素としては、冬の季節の改善や、水深10〜20mエリアの探索要素、洞窟でのモンスターとのバトル要素、各季節に開催されるフェスティバルなどが挙げられている。また、正式リリースに向けてはさらなるコンテンツが追加予定だ。正式リリース後には、マルチプレイの導入も計画されているとのこと。なお、本作は日本語表示対応とされているが、完全な状態ではない模様。こちらの改善にも期待したい。
本作を手がけるStairway Gamesは、インドネシアに拠点を置くデベロッパーだ。ベテランから若い開発者まで20人を擁するスタジオで、『Coral Island』がデビュー作になるという。同スタジオは今年2月に本作の開発費を募るKickstarterキャンペーンを実施し、約3万6000人から約164万ドル(約2億4000万円)を集めることに成功。それから開発が進められ、今回の早期アクセス配信へと至った。
早期アクセス配信が開始された初日の、Steamでの同時接続プレイヤー数は、ピーク時には5600人を超えたようだ(SteamDB)。小規模なインディースタジオのデビュー作としては上々の出足だろう。Steamのユーザーレビューでも、現時点で「非常に好評」ステータスとなっており、高い期待が寄せられているようだ。
『Coral Island』は、PC(Steam/Microsoft Store)向けに早期アクセス配信中。PC Game Pass向けにも提供されている。