ウォーゲーミングは10月6日、『World of Warships』のアップデート0.11.9を配信した。本アップデートでは、新たに潜水艦が実装されたほか、毎年おこなわれているハロウィンイベントも開始されている。
『World of Warships』は、PC向けにリリースされている基本プレイ無料のオンライン海戦アクションゲームだ。プレイヤーは戦艦、巡洋艦、駆逐艦、航空母艦、そして新たに実装された潜水艦と、5つのクラスに分かれた艦艇を操作し、大海原での激闘を繰り広げる。
本アップデートで実装された潜水艦は、『World of Warships』における5つ目の艦種となった。アメリカからCACHALOTとSALMONが、ドイツからはU-69とU-190がアーリーアクセス艦艇として登場。これらの艦艇はそれぞれTier6とTier8に設定されている。ゲーム内でパーソナルチャレンジを達成したり、コミュニティトークンと交換したりといった方法で入手できる、潜水艦トークンで引き換えとなるようだ。またランダムバンドルセットからは、プレミアム潜水艦として日本の伊56とソ連のS-189も入手が可能。この2つの潜水艦は、2023年中には武器庫に無期限に登場する予定となっている。
潜水艦の実装に合わせて、新たなオペレーション「ウルフパック」も実装されている。このオペレーションは、敵国の通商破壊という第二次世界大戦下の潜水艦運用をモチーフにした、Botを相手におこなうCo-op戦だ。Tier6とTier8の潜水艦で参加が可能なオペレーションで、潜水艦でのゲームプレイに慣れるにはうってつけだろう。
本作における潜水艦は2017年のエイプリルフールが初登場。しかし、この潜水艦自体がエイプリルフールネタであり、出撃することは不可能だった。一方それ以降、開発元は潜水艦の正式な実装に向けて動き始めていた。実際に潜水艦を操作できる公開テストなども実施。そうした経緯を経て、今回のアップデートにて待望の正式実装となったわけだ。水中から魚雷で静かに獲物を狙う、潜水艦プレイをぜひ味わってほしい。
ほかのアップデート内容としては、ハロウィンイベントも開始されている。以前のハロウィンイベントで実装されたオペレーション「Transylvaniaを救え」と「暗闇を照らす光」が再び実装。本オペレーションでは、今回のアップデートで各プレイヤーの港に追加されている専用の戦艦、巡洋艦、駆逐艦が使用できる。
「Transylvaniaを救え」では、プレイヤーたちはTransylvaniaという船をカタパルトや敵艦艇の攻撃から護衛することになる。その最後には邪悪で危険なボス戦艦Rasputinに立ち向かうことになるようだ。そして「暗闇を照らす光」は、「Transylvaniaを救え」の続編となり、プレイヤーたちは、ポータルを突破してくる闇の軍勢を撃退しながら、ポータルを封印するための守護塔を守ることになる。ポータルからは敵だけではなく、霧状の邪悪な瘴気も漏れ出てくるようだ。瘴気の中ではプレイヤーにはHP減少などのデメリットが、敵にはHP回復などのメリットが与えられる。瘴気をいかに避けて敵を撃退できるかが勝利を分けるだろう。
後日、ハロウィンイベントの1つである「逢魔時バトル」も実装される予定だ。こちらも前述した専用の艦艇のみで参加が可能。瘴気に囲まれた戦場の中で、7対7の2つのチームが殲滅戦を繰り広げる。周囲の瘴気は徐々に狭まっていき、安全なエリアがどんどん縮小していく。そのため、位置取りは「暗闇を照らす光」以上に重要そうだ。
今回のアップデートでは新規の実装以外にも、艦長スキルのバランス調整なども含まれている。詳細はアップデート情報も合わせて確認いただきたい。
『World of Warships』は、PC向けに公式サイトおよびSteamで配信中だ。