『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』などは、イギリスでは昨日“正式発表された”。3週間遅れの最新情報

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任天堂は10月4日、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』や『ファイアーエムブレム エンゲージ』などの情報を、イギリス向けに“正式発表”した。発表された情報は、いずれも9月13日に放送されたNintendo Directからのものであることから、海外ゲーマーからの注目が集まっているようだ。


「Nintendo Direct 2022.9.13」では、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』続編の正式タイトルが『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』となり、2023年5月12日の発売が決定したことや、『ファイアーエムブレム エンゲージ』『星のカービィ Wii デラックス』『ピクミン4』など、多数の新作や続報が公開された。

例のごとく任天堂は、前日の9月12日にNintendo Directの放送を予告。一方でイギリス向けには、ほかの各国との同時放送を“おこなわない”と予告した。というのも、イギリスでは、直前の9月8日に女王エリザベス2世が亡くなったからだ。任天堂のイギリス公式Twitterアカウントは、喪に服すためであるとしたうえで、Nintendo Directのライブ配信を見送り、ほかの国から1時間遅れで収録映像をYouTubeに投稿するとファンに説明している。


結果的にわずか1時間遅れで放送はしたものの、任天堂イギリス公式Twitterアカウントは当日にはそのことには触れず。通常であれば、放送の経過に合わせて発表内容を連投していくはずであるが、翌日まで一切ツイートしなかった。またその後も、Nintendo Directでの発表内容については、基本的に配信開始した作品など速報性のあるもののみツイートする、控えめな運用が継続。そして放送から約3週間が経って、発表内容を本格的に伝え始めることとなった。

今回のNintendo Directの放送告知前には、一部では放送が近いのではないかと噂が上がるとともに、エリザベス女王が亡くなったことで放送が延期される可能性もあるのではと囁かれた。またエリザベス女王の死去によって、もともとはもっと早く放送される予定であった同番組の放送が後ろ倒しになったとの噂もある。ゲームの発表イベントとは関係ないように感じる方もいるかもしれないが、女王崩御はそれだけ大きな出来事であるとの認識だろう。

噂についてはさておき、今回の任天堂のイギリス向けの対応をみるに、同社は服喪期間を尊重し、そして同国民に寄り添うことを優先したことがうかがえる。日本でも2018年9月に北海道で震災が発生した際には、予告されていたNintendo Directの放送が延期された。各国で重要な出来事があればそちらを優先する、そうした方針はグローバルに一貫されているのだろう。

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