『サイバーパンク2077』の続編や、『ウィッチャー』シリーズの新三部作が開発へ。CDPRが事業戦略を報告

CD PROJEKT Groupは10月5日、同グループの事業戦略について報告した。このなかでは、『サイバーパンク2077』の続編や『ウィッチャー』シリーズの新三部作などを開発する計画があることが明らかにされた。


CD PROJEKT Groupは10月5日、同グループの事業戦略について報告した。このなかでは、『サイバーパンク2077』の続編や『ウィッチャー』シリーズの新三部作などを開発する計画があることが明らかにされた。

CD PROJEKT Groupは、『ウィッチャー』シリーズや『サイバーパンク2077』などを手がけるCD PROJEKT REDや、PCゲームプラットフォームGOG.comなどを傘下にもつグループだ。今回の事業戦略発表では、『ウィッチャー』シリーズが6500万本以上、『サイバーパンク2077』が2000万本以上を売り上げていることを報告したのち、それぞれのIPの今後の計画について報告された。

まず『ウィッチャー』シリーズについては、CD PROJEKT REDが開発する『ウィッチャー』シリーズの新三部作の最初の作品『Project Polaris』が発表。タイトルはコードネームである。同作は物語主導のオープンワールドRPGで、現在プリプロダクション段階とのこと。ゲーム内容は不明だが、全3作を、1作目の発売から6年の間にリリースする計画だそうだ。

また、昨年傘下に収めたThe Molasses Floodが手がける『Project Sirius』もプリプロダクション段階にあるという。同スタジオは『The Flame in the Flood』などで知られるデベロッパーだ。『Project Sirius』においては、『ウィッチャー』シリーズの世界観および物語を革新的な手法で伝えるとのこと。過去の同シリーズとはテイストが異なり、クエストやストーリーなどのシングルプレイに加え、マルチプレイにも対応するという。

さらに、同シリーズに携わったベテラン開発者が所属する外部デベロッパーが手がける、『ウィッチャー』ユニバースを舞台とするシングルプレイのオープンワールドRPG『Project Canis Majoris』の存在も明らかにされた。

このほか、CD PROJEKT REDが開発する新規IP『Hadar』についても言及。まだ制作の最初期段階にあり、ゲーム自体の開発にはまだ至っておらず、土台作りに専念している段階だそうだ。

そして『サイバーパンク2077』関連としては『Project Orion』が発表。こちらもまたゲーム内容は不明であるが、同シリーズの世界観のすべての力とポテンシャルを証明する、正式な続編になるそうだ。ダークな未来世界を舞台に、シリーズをさらに発展させるとしている。開発はCD PROJEKT REDが担当する予定。まだ開発は始まっていないようであるため、発売はしばらく先になりそうだ。

このほか、先日発表された『サイバーパンク2077』の拡張パック「仮初めの自由」について、現在開発の最終段階にあると報告。同拡張パックは、PC/PS5/Xbox Series X|S向けに2023年配信予定だ。

CD PROJEKT Groupは、新規IPを含む3つのフランチャイズをもって、さらなるシングルプレイの物語およびマルチプレイ体験を提供していくとコメント。そしてそれらのIPでは、先日公開されたアニメ「サイバーパンク エッジランナーズ」のように、外部パートナーと共に映像化したり、モバイル展開をおこなっていくとした。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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