アトラスは10月3日、RPG『ソウルハッカーズ2』向けの修正パッチを11月上旬に配信すると発表した。主にゲームテンポの向上を目的とした修正内容になるという。本作はPC(Steam/Microsoft Store)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに販売中。
『ソウルハッカーズ2』は、『真・女神転生』シリーズにSFの世界観をミックスしたスピンオフ作品『デビルサマナー ソウルハッカーズ』の後継RPG作品だ。同作や『デビルサマナー』シリーズの遺伝子を受け継ぎつつ、新たなコンセプトのもと、人とテクノロジーの物語が展開。世界が人知れず崩壊の危機にある近未来を舞台に、人の世を見守る人智を超えた存在Aionのリンゴとフィグが、ダンジョンを探索し、また悪魔を召喚して敵と戦う。
今回発表された修正パッチの適用後には、まず新規機能として「ダッシュ機能」と「バトル高速モード」が追加される。ダッシュ機能は、ダンジョンおよびフィールドでのリンゴの移動時に、文字どおりダッシュできる機能だ。通常・ダッシュから任意で選択でき、従来の速度での移動も可能。そしてバトル高速モードは、バトル時のキャラクターのアニメーションなどを高速化できる機能。こちらも、通常・高速のいずれかから任意で変更できる。
基本の移動アクションとしてのダッシュや、バトルのいわゆる倍速モードは、本作のゲームプレイのテンポ感に不満をもつプレイヤーから要望が寄せられていた要素だ。ダンジョンおよびフィールドでの移動速度に関しては、現在配信されているバージョンでも、「暗殺者の歩調」というサマナースキルを使うことで一時的に上昇させることができる。しかし、同スキルの効果は短時間で切れるため、何度もスキル画面を開いて再発動する必要があり、ゲームテンポに関する不満につながっている。アトラスはそうした声に耳を傾け、対応に動いたということだろう。なお、ダッシュ機能の追加に伴い、サマナースキル「暗殺者の歩調」の効果は「一定距離、敵に気付かれないようになる」に変更される。
修正パッチではこのほか、新規仲魔としてピクシー(デビルサマナーソウルハッカーズVer)・ネコショウグン・アイトワラス・イシスの4体が追加。また、ダンジョン内での「エネミー出現頻度」の調整や、悪魔合体時のスキルを継承しやすいようにする調整、読み込み時間の高速化のための「ローディングTipsの終了処理」の調整も実施。さらに、ボタン連打による誤操作軽減のための「ソウルレベル上昇時の選択肢操作」の変更や、アクセスマップからショップを選んだ際の挙動は「直接ショップ内に移動」と変更もおこなわれる。詳細は公式サイトを確認してほしい。
『ソウルハッカーズ2』は、PC(Steam/Microsoft Store)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに販売中。今回発表された修正パッチは、11月上旬に配信予定だ。