『スプラトゥーン3』臨時アプデ9月30日配信へ。接続/報酬不具合の緊急修正ほか、迷惑行為注意など補足説明にも注目


任天堂は9月28日、『スプラトゥーン3』アップデートVer. 1.1.2を9月30日に配信すると発表した。同アップデートは、通信に関する問題への追加の修正とプレイヤー操作やバトルに関わる問題の一部への修正に絞って臨時に配信されるという。

パッチノートは以下のとおり(公式サイトより):

通信に関する変更
通信環境によって、バトルやバイトの終了後に、高い頻度で通信エラーが発生する問題へ、追加の対策を行いました。

プレイヤー操作に関する変更
マニューバーで、ZLボタンを押したままスライドを行ったとき、ZRボタンを押し続けているにもかかわらず、スライドの硬直が解けた時点で射撃をやめてイカ(タコ)になってしまう問題を修正しました。
ギアパワー「受け身術」を使用して、受け身を行っている最中にZLボタンを押したままZRボタンを押したとき、ZRボタンを押し続けているにもかかわらず、受け身が終わった時点でイカ(タコ)になってしまう問題を修正しました。

ワイパーで、タメ斬りの直後にヨコ斬りを行うとき、一度しかZRボタンを入力していない場合にも、2連続でヨコ斬りを行ってしまうことがある問題を修正しました。

対戦に関する変更
ナイスダマのアーマーが破壊されたあと、一定時間ダメージを受けない状態になっている問題を修正しました。

特定の地形の隅にエナジースタンドを設置し、その近くでプレイヤーがイカ(タコ)からヒトになったとき、プレイヤーが地形の内部に入り込んでしまうことがある問題へ、対策を行いました。

その他の変更
ロッカーにフォトスタンドを配置した状態でロッカー編集を終了するとき、ゲームが強制終了することがある問題を修正しました。

カタログレベルが100になって、ザッカ屋で次のカタログをもらうときに、通信エラーが起こったりゲームを中断したりすると、カタログをもらうイベントが再発生しなくなる問題を修正しました。
※すでにこの問題が発生している場合は、ソフトを更新したあと、ザッカ屋に入ったときに再度イベントが発生するようになります。

第1回のフェスに参加し、最終結果ニュースを見たにもかかわらず、スーパーサザエを受け取れていないとき、もう一度最終結果ニュースが流れて、スーパーサザエを受け取れるようにしました。


特に注目したいのは報酬系の不具合が修正されたこと。フェスで得られるはずのスーパーサザエが獲得できないという既知の不具合のほか、カタログレベル100になっても次のカタログがもらえないという、深刻な問題が対応されている。また先日にも修正が入ったものの、通信環境次第でバトルやバイトの終了後にエラーが出やすい問題に追加の対策がなされている。

興味深いのは、パッチノートと同等に補足文にさまざまなメッセージが添えられていること。今回のアップデートの趣旨や、通信問題に問題がある点への具体的な解説、さらにエナジースタンドの床抜けが緊急の対応であることが説明されている。しっかりめに経緯説明がされているのでわかりやすい。


さらに迷惑行為についても注意喚起。「故意に不具合を利用することなどによる他のプレイヤーへの迷惑行為が認められた場合は、ニンテンドーアカウント利用規約に基づき、利用停止等の措置をとります」と明記されている。特に新しい対応ではないが、不具合を利用した迷惑行為は罰されるということが改めて宣言されたわけだ。

次回の更新データでは、諸問題のほかバランス調整も実施されるとのこと。対戦に関する状況の変化をデータから注意深く観察・分析したうえで、現在開催中のシーズンの半ばごろに配信するという。まだまだ発売時の混沌が続く状況であるが、新たな変化に期待したいところだ。

『スプラトゥーン3』はNintendo Switch向けに発売中だ。