イマジニアは9月27日、『英検スマート対策』を発表した。対応プラットフォームはNintendo Switchで、12月8日に発売するという。価格はパッケージ・ダウンロード版ともに税込4378円。
『英検スマート対策』は、英検対策ソフトだ。英検とは実用英語技能検定と呼ばれる検定試験で、英語の技能をはかる。単語やリーディングにリスニング、あるいはライティングなどもあり問題の種類の幅の広さがひとつの特徴。技能水準としては2級なら高卒程度、準1級なら大学中級程度、1級ならば大学卒業程度といった難易度に設定されている。こう書くと簡単に見えるが、上の級になると合格は難しい。2015年に公表されていた合格率データとしては、準2級が36.7%、2級が26.4%、準1級が16%、1級が12%とクリアするのは容易ではない。事前勉強が必須で、そのための『英検スマート対策』だというわけだ。
『英検スマート対策』では、英検対策参考書出版社大手の旺文社の参考書が、「英検過去全問題集」 や「英検でる順パス単」など含め28冊収録されているという。コンテンツとしては毎日遊ぶトレーニングから、弱点克服ドリル、実践模擬、頻出英単語学習、リスニングなどが揃えられている。なお実践模擬では予想問題2回分がゲーム内に収録されており、公式過去問も3回分無料ダウンロードできるとのこと。そのほかカレンダー機能や弱点分析機能、また“バーチャル赤シート”で答えを隠すといった学習法も可能。なお本作にはライティングやスピーキング問題が収録されていないとのことなので、注意されたい。
英検対策のゲームといえば、かつてロケットカンパニーから英検/漢検タイトルが多く発売されていた。ロケットカンパニーは、もともとはイマジニアの子会社だった。イマジニアから切り離されるかたちで設立されたが、2016年にイマジニアはロケットカンパニーを吸収合併していた。つまり、今回の『英検スマート対策』はイマジニアおよびロケットカンパニーのノウハウが生かされていることだろう。
なおイマジニアは『英検スマート対策』発売日同日に『漢検スマート対策』も発売予定。イマジニアは『メダロット』や『フィットボクシング』といった作品のシリーズ展開もしている一方、教養動画メディアを所有しており、教育事業も展開している。ニンテンドーDS時代に一時期訪れた、教育とゲームを組み合わせたタイトルのムーブメントがまた再来するか、注目したいところである。
『英検スマート対策』はNintendo Switch向けに12月8日発売予定だ。