“閉店後IKEA”サバイバルゲーム『The Store is Closed』正式発表。大型モールで基地を作ってオンライン協力店員退治
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デベロッパーのZiggyは9月22日、『The Store is Closed』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、将来的にはPS5/Xbox Series X|S向けのリリースも計画しているという。2024年後半の早期アクセス配信開始を予定しているという。
『The Store is Closed』は、サバイバルゲームだ。舞台となるのは大型の家具モールで、プレイヤーは広大なモール内に閉じ込められてしまっている。昼は平穏だったが、夜になるとどこか様子がおかしい。どうやら夜には店員がミュータント化してしまうようだ。さらにはマネキンも動き出し、異形の敵が蠢いている。そんな過酷な状況にて生き残ることを目指す。
本作では幸いにも家具屋にいることで、さまざまな道具をクラフト可能。家具をそのまま使ったり、あるいは分解して組み合わせて武器にしたり。作れる武器としては、クロスボウやチェーンソー、火炎放射器にハンマーなど幅広い。ショッピングカートにトゲをつけることで殺傷用にもできる。定期的な栄養摂取も必要とのことで、カフェエリアから栄養価の高い食べ物を得る必要もあるだろう。
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そのほか素材を使って拠点を作ることもできるようだ。拠点は、倉庫棚の上に作成できるというのが面白い。また罠などを仕掛けて拠点を防衛することもあるという。ストア内のすべてのオブジェクトが破壊可能とのこと。夜には敵が多くいるということで、昼に探索することが推奨されるそうだ。ただし時間が経つにつれて敵は強くなるといい、悠長にはしていられない。
『The Store is Closed』は大型家具モールの中で展開されるが、時折謎の迷宮にさまようこともあるという。というのも、このモールはどうやら異常存在を収容するSCP財団に確保されているようなのだ。モール内では得体の知れない現象にも遭遇する。時にSCP財団の研究所に忍び込むことにもなるようだ。また本作ではオンライン協力プレイにも対応。友人と共に探索したり拠点を作ったり、あるいは店員退治をすることができるとのこと。
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本作の開発を手がけるのは、イギリスのロンドンに拠点を置くデベロッパーのZiggy。SCPの大ファンで、特にSCP-3008を好んでいるという。SCP-3008は、SCP財団が収容している「IKEAをベースとした異常な広さの異空間」をテーマにしたストーリーだ。本作は同ストーリーから強く影響を受けていることがわかる。なおベースとなったSCP-3008および本作のプロモーションではたびたび「IKEA」という言葉が使われているが、ゲーム内に登場する大型モールは、厳密にはSTYRという名前が設定されているようだ。
『The Store is Closed』は、2024年後半にPC(Steam)にて早期アクセス配信予定。PS5/Xbox Series X|S向けのリリースも予定。現在Kickstarterにてクラウドファンディングキャンペーンを実施しており、目標額を大幅に上回る約2万6000ユーロ(360万円)を獲得済みだ。