『テラリア』1.4.4アップデート「Labor of Love」では草や岩といった環境オブジェクトを配置可能に。「剣の台座」も自宅に置ける
今年2022年9月後半に実装予定であり、そのリリースが間近に迫ってきた『テラリア』の最終(予定)アップデート1.4.4「Labor of Love」にて、建築の自由度を大幅に高めるツールの追加が公開された。実装されるのはRubblemakerと呼ばれるアイテムで、その用途は『テラリア』で環境に応じて配置される草や岩といった、破壊可能ではあるが回収はできない環境オブジェクトを自由に配置できるというものだ。Re-Logicから提供を受けたYouTuberのKhaios氏が動画で紹介している。
『テラリア』には環境を彩る岩や草、骨の塊などといったさまざまなオブジェクトが存在し、これらはピッケルや各種刃物などで破壊することが可能だ。しかしこれらのアイテムは破壊すると消失するのみで、素材になることもなければ回収することも出来ず、もちろんプレイヤーが配置することも出来なかった。環境オブジェクトを配置可能にしてほしいという要望は以前から存在したが、現実的には難しいとされていた。こういったオブジェクトは200種類以上存在するため、レシピ化すると冗長になってしまう。そのうえ、仮に破壊で回収可能にしてしまうと普通に探索してピッケルや武器を振り回しているだけでそれらがインベントリに入ってきてしまうことになり、冒険中にインベントリを激しく圧迫するだろうことが予想できるからだ。
「Labor of Love」で実装されるRubblemakerはこういった問題を回避しつつプレイヤーの要望に応えるべく登場したアイテムだ。ハードモード以降にゴブリンのよろずやから購入することが出来るこのアイテムでは、汎用的な素材を消費してこれら環境オブジェクトをまとめて自由に配置することができる。使用するのは石や土、木などといった基本的な素材に加えてジャングルぐさの種や光るキノコといった環境特有素材各種。石を使えば石の環境オブジェクトを配置することができ、ジャングルぐさの種ではジャングルに生える各種植物を配置することができる。Rubblemakerはインベントリの一番左上にある素材アイテムを参照し、右クリックで配置するオブジェクトの大きさを変更(1×1、2×1、3×2の3種類が存在する)し、上下キーでオブジェクトの種類を変更することができる。
初期配置されている環境オブジェクトは破壊しても何も素材は落ちないが、Rubblemakerで配置したオブジェクトを破壊した際は使用した素材を回収することができる。Enchanted Sword(まほうのつるぎ)が配置されている祭壇も環境オブジェクト扱いなのでこれも配置することが可能となっているが、配置にはしっかりEnchanted Swordが1つ必要される。また破壊してもEnchanted Swordが帰ってくるだけなので、自然発生したEnchanted Sword Shrineから低確率で手に入るテラグリムを狙うのには残念ながら使えない。
前述したように、合計200種類以上存在する環境オブジェクトがRubblemaker一つでほぼすべて配置可能となっている。ゲームの攻略にはあまり役に立たないものの、建築の自由度はかなり上がり、いろいろな雰囲気の演出に役立つだろう。Khaios氏も動画の最後では自身がRubblemakerを使ってデザインした『ゼルダの伝説』風の森の廃墟を披露している。
Rubblemaker以外にも多くのインベントリ関連の改善や、ハードモードでのバイオーム侵食でジャングルが消えてしまう問題の改善など、細かいQoLの向上が豊富な『テラリア』の1.4.4アップデート「Labor of Love」は9月後半に実装予定。実際に遊んで確かめられる日もそう遠くはないだろう。