メタルで高まる悪魔ボコボコFPS『Metal: Hellsinger』が圧倒的好評。ビートにシンクロして8つの地獄を駆け抜ける

パブリッシャーのFuncomは9月15日、リズムアクションFPS『Metal: Hellsinger』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S。本作はリリースから間もない中、さっそくSteamのユーザーレビューにて高い評価を受けているようだ。

パブリッシャーのFuncomは9月15日、リズムアクションFPS『Metal: Hellsinger』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S。本作はリリースから間もない中、さっそくSteamのユーザーレビューにて高い評価を受けているようだ。

『Metal: Hellsinger』は復讐に燃える半人・半魔の主人公アンノウンが、8つの地獄を巡って戦い抜くFPSだ。アンノウンは剣や銃を駆使して、悪魔の軍勢を蹴散らしていく。メタル楽曲が本作のBGMに用いられており、ハイテンションなゲームプレイが特徴的な作品だ。

『Metal: Hellsinger』は15日の発売から1日にして、堅調なSteam同時接続者数を記録。発売日のピーク時には3569人が同時に本作をプレイしていたようだ(SteamDB)。また、本作は先日開催された「gamescom 2022」内のgamescom Awardで、Best Action Game、Most Wanted PC Gameの2部門を受賞している。 さらに本稿執筆段階では699件のSteamユーザーレビューが寄せられており、そのうち97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを叩き出している。前評判に伴うように、多くのプレイヤーが本作の内容を高く評価しているわけだ。


『Metal: Hellsinger』を構成する要素として挙げられるのが、プレイ中に奏でられる数々のメタル楽曲だ。本作には、System Of A DownのSerj Tankian、TriviumのMatt Heafy、Arch EnemyのAlissa White-Gluzなどのほか、そうそうたるアーティストらが参加。本作向けに特別提供されたメタル楽曲にテンションを上げられながら、目の前に現れる悪魔を撃って斬って、突き進んでいく。ユーザーレビューによると、そうしたFPSと重厚なサウンドが融合した爽快なプレイフィールが好評なようだ。

また、ゲームプレイとサウンドの融合という点においては、憤慨ゲージの最高値を維持することで、インストだったBGMが盛り上がり、やがてボーカルが追加される点もポイントだろう。憤慨ゲージはゲーム内でビートに合わせて、攻撃やダッシュ、リロードなどのアクションをすることで得られる。しかし、プレイミスにより憤慨ゲージは降下し、ボーカルが聞こえなくなってしまう。ボーカルを聞き続けようと巧みなプレイングを続けることで、ますますゲームが盛り上がる。その演出と上手く噛み合ったシステムは見事だ。


エイムとリズムを意識しながら敵を倒していく。ユーザーレビューでは、そうしたシンプルな内容でありつつ高いリプレイ性をもっているとする意見もある。そしてなにより、楽曲を評価するコメントが多く見られるようだ。

『Metal: Hellsinger』のSteamストアページでは、本作のメタル音楽という持ち味が大いにアピールされている。ただ、メタルといえどもそのジャンルは幅広い。本作の楽曲はいわゆるプログレ・スラッシュ・メロデス・メタルコアなどなど、さまざまなジャンルの名手たちから提供されている。「gamescom 2022」では、前述したTrivium のMatt Heafy、Arch EnemyのAlissa White-Gluzらがライブを披露している。どういった楽曲を聞きながらゲームが楽しめるのか、メタラーの方々はもちろん、それ以外の方々もチェックしてほしい。

【UPDATE 2022/9/17 9:10】
楽曲ジャンルの表現について変更

『Metal: Hellsinger』は、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中だ。

Koutaro Sato
Koutaro Sato

何でも遊びますがメトロイドヴァニアとトレハン、ゲーム内の釣りが大好物。クリエイターやプレイヤーの人となりと、彼らが生み出す盛り上がりが大好きです。

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