パブリッシャーGamera Gamesは9月15日、2DオープンワールドRPG『Brave Eduarudo』を正式発表。2023年Q1に発売すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switchで、日本語にも対応予定。さらにPS/Xbox向けにも 、2023年内のリリースを予定しているとのこと。
本作は3人のインディーゲーム開発者らによる小規模なチームで制作が進められているようだ。John Wang氏がビジュアルを、Dhruv Gupta氏がプログラムを手がけ、Matt Fan Chiang氏が音楽を担当しているとのこと。本作は「東京ゲームショウ2022」に出展され、出展にあたって公開されたトレイラーでは、彼らからのコメントも寄せられている。
『Brave Eduarudo』は、かわいいクマが主人公の2DオープンワールドRPGだ。ヴィクトリア様式の広大な世界を舞台にしているが、登場キャラクターは主人公を含め、ぬいぐるみ風のクマが中心となっているようだ。主人公のクマは自分の在りかを見つけるため、手描き風のマップを進んでいく。
本作は『Hollow Knight』の戦闘スタイルや、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の自由な探索要素に大きく影響を受けているという。それらの要素を組み合わせつつ、『Brave Eduarudo』独自の体験になるよう意識して開発されているとのことだ。
トレイラーでは、主人公のクマが赤い刃の大きな鎌を振り回して戦っている。どうやら、これがクマのおもな武器になるようだ。連続攻撃を繰り出したり、空中でアクロバティックに敵を切り刻んだりと、かわいい見た目で容赦がない。ビジュアルも含めたバトルの軽快さは、たしかに『Hollow Knight』らしさを感じる。一方で、敵の中にはクマよりもはるかに大きいボスらしきキャラクターも存在。『Hollow Knight』との差別化を図っている箇所の1つだろう。
また絵本のようなビジュアルの中、前述したヴィクトリア様式の街中や、巨大な図書館と思しき場所、さらに荒野や雪の降る世界、そして水上など、さまざまなロケーションをクマが進んでいる。今回のトレイラーを見る限りにおいても、本作の道のりは多種多様で険しそうだ。
さらにトレイラーの中では、プレイヤーの没入感を高める特徴として、音楽について語られている。音楽を担当するMatt氏は、本作を盛り上げるテーマ曲にブダペスト・スコアリング交響楽団によるオーケストラを採用しているとのこと。その楽曲はトレイラー内で確認でき、本作の壮大なストーリーを予感させてくれる。
『Brave Eduardo』の子細なストーリーについてはまだ明かされていないが、シナリオには多くのサプライズが待っているという。このかわいらしいクマが、どんな物語を歩んでいくのか。Dhruv氏が語る“たくさんの予想外の展開”に期待したい。
また本作の要素の1つとして、料理要素もあるようだ。肉や野菜、香辛料を集めることで、カレーなどが作れるとのこと。料理を食べることで一時的なステータスアップや耐性などが得られるそうだ。ほかにも、ゲーム内では100種類のカードが用意されたカードゲームが楽しめるという。本筋から外れたところにも楽しみが用意されているようだ。多彩なゲームプレイが楽しめそうな、クマが主役のオープンワールドRPGの登場を楽しみにしたい。
『Brave Eduardo』はPC(Steam)/Nintendo Switch向けに2023年Q1に発売予定。PS/Xbox向けには2023年中の発売を予定している。「東京ゲームショウ2022」で最新の体験版がプレイできるほか、Steamでも体験版が配信されている。