色彩アクションRPG『Arto』正式発表。個性きわだつ6つの世界を巡り、色と命を取り戻す

 

パブリッシャーGamera Gamesは9月15日、3DアクションRPG『Arto』を正式発表。2023年Q1に発売すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch。開発はインディーデベロッパーのOrionGamesで、日本語へのローカライズもおこなわれる。PS/Xbox向けにも2023年内のリリースを予定しているようだ。

「東京ゲームショウ2022」ではプレイアブルビルドの出展も用意されている。出展にあたって、『Arto』のゲームデザイナーを務めるOrionGamesの創業者Marcel Smorszczewski氏のコメント付きのトレイラーも公開されている。

『Arto』はLivという名の少女が世界に色や命を取り戻すため、さまざまな場所を冒険する3DアクションRPGだという。舞台となるのはアジアン、ポップなど、多彩なビジュアルでデザインされた世界。本作の世界にはなぜか雰囲気が大きく異なる6つのステージが存在するという。Livは旅を続ける途中で、世界の“画風”が異なっている理由や、それに関わるクロマクリズムという事件など、世界の謎を解き明かしていくことになるようだ。なおMarcel氏は、本作にオープンワールド形式を採用していることも明かしている。ステージ間はシームレスに繋がっているのかもしれない。

『Arto』の基本的なアクションは、比較的シンプルだ。武器を使用した近接攻撃とパリィ、ダッシュのほか、ペイントアローと呼ばれる魔法攻撃が存在する。近接攻撃は連続して出すことでコンボになる。一方、パリィは敵の近接攻撃を弾くための防御行動になる。敵の攻撃にタイミングを合わせてパリィをすることで、スロー演出と共に敵の隙を生み出すことができ、パリィ成立時に近接攻撃を出すことでカウンターになる。


パリィをして隙だらけになった敵にダッシュで近付き、ラッシュを仕掛けるといった攻撃も可能だ。また、このダッシュは緊急回避にも利用可能。回避の際、パリィと同様に敵の攻撃にタイミングを合わせてダッシュをすることで無敵時間が発生し、スロー演出が入る。こちらは敵の隙を生み出す効果はないが、射撃といったパリィができない攻撃にも有効だ。敵の攻撃がパリィできるかどうかを見極め、パリィで攻撃チャンスを生み出すか、ダッシュで回避に徹するかの判断が戦いにおいて重要になりそうだ。

そしてペイントアローは、80種類存在するという能力を組み合わせて作ることができる呪文だ。ペイントアローを使用するとLivから“色”が放たれ、敵を遠距離から攻撃することが可能。組み合わせによって広範囲を攻撃したり、敵を追尾するようになったりという変化があり、このカスタマイズをいろいろ試してみるのも本作の楽しみの1つだろう。


本作にはボスをはじめとした数々の敵が登場するとMarcel氏は語っている。敵に相対したプレイヤーは、上記のアクションを駆使して挑んでいくことになる。また、敵キャラ以外にも多くのNPCが登場し、ルートによっては会えないNPCやボスも存在するとのこと。プレイヤーの選択で旅路が変化し「ひいては物語の結末も決めることになるかもしれない」と、マルチエンディングの採用を示唆するコメントも残している。

『Arto』は、PC(Steam)/Nintendo Switchで2023年Q1に発売予定。PS/Xbox向けには2023年中の発売を予定している。「東京ゲームショウ2022」で最新の体験版がプレイできるほか、Steamでも体験版を配信中だ。