銃とフックのメトロイドヴァニア『Rusted Moss』正式発表。人類が滅びつつある世界で、少女がアクロバティックに乱れ撃ち

PLAYISM は9月14日、横スクロールの探索型アクションゲーム『Rusted Moss』を発表した。日本語にも対応し、PC(Steam)向けに2023年2月の発売を予定している。

弊社アクティブゲーミングメディアが運営するパブリッシングブランドPLAYISM は9月14日、横スクロールの探索型アクションゲーム『Rusted Moss』を発表した。開発を手がけるのはインディーデベロッパーのfaxdoc、happysquared、sunnydaze。日本語にも対応し、PC(Steam)向けに2023年2月の発売を予定している。

『Rusted Moss』は、マップを探索しながら進んでいくアクションゲーム。メトロイドヴァニアに分類される作品だ。プレイヤーは主人公の少女・ファーンを操作し、錆びた機械がはびこる、苔むした大地を進んでいく。

イギリスと北欧の民話にインスパイアされた本作の世界は、妖精たちに侵略されており、人類は滅亡しつつある。ストーリーを進めていくと、プレイヤーが妖精側と人間側のどちらに付くのか選択する場面もあるとのことで、マルチエンディングシステムを採用。ポップなキャラクターデザインに対して、ストーリーや背景、サウンドなどはダークなテイストというギャップが本作のポストアポカリプス的な魅力を引き立てているだろう。

本作の基本的なアクションには、銃を撃つこととジャンプ、そしてグラップリングフックが用意されている。プレイにあたってパッド操作も可能だが、銃とグラップリングフック使用時のエイムにおいて360度全方位を狙う必要があるため、キーボードとマウスでのプレイやパッド時ではツインスティックでの操作が鍵を握る。


プレイヤーは『Rusted Moss』の世界を進んでいく中で、錆びついた機械や魔女に、銃で立ち向かっていく。最初の装備している銃はレールと呼ばれるライフル状の銃だが、ゲームを進めていくとピストルやショットガンなど、新たな武器を発見し、切り替えて使用することができる。性能が違うそれぞれの銃を、状況に応じて装備を変えていくことが重要な場面もあるのだろう。また、銃は単発打ちと溜め撃ちが可能で、こちらも使い分けが必要になりそうだ。

本作の マップは左右のみならず、ジャンプが要求される上下の移動もあり、時には通常のジャンプでは届かない高所を目指す必要がある。そこで登場するのがグラップリングフックだ。


グラップリングフックは、マップ上に存在する苔が生い茂った箇所に打ち込むことで、ターザンのようにロープをスイングして移動することができる。ジャンプが届かない幅の穴をなどは、このテクニックで乗り越えることが可能だ。また、このロープは伸縮するようになっていて、伸び縮みを上手く利用することで、空中に飛び上がることもできるようだ。

これらのアクションをマスターすることで、プレイヤーは複雑なマップをスピーディに進んでいくことができるようだ。また、要所で待ち構えているボスに対しても、これらのアクションを駆使して戦っていく。銃撃とグラップリングフックでの立ち回りに、敵の攻撃の回避にまで意識を割かなければならないボス戦は、なかなか歯応えのあるものになりそうだ。


また、『Rusted Moss』のメトロイドヴァニアらしいポイントとして、武器以外にもトリンケットと呼ばれる装備品がある。こちらは敵の弾が遅くなったり、チャージショットの射程距離が伸びたりと、さまざまな効果が用意されている装備品だ。トリンケットにはそれぞれ容量が設定されていて、バックパック容量の分だけ装備ができる。このトリンケットの組み合わせでもゲームの進めやすさが変わってくるだろう。

さらにゲームを進めていけば、新アクションも習得し、まだ見ぬマップへと進んでいくことになる。新アクションによるマップ開拓や、やっと行くことができるようになった先で新たなアイテムを獲得するなど、探索系アクションの醍醐味も期待できる。

『Rusted Moss』は、2023年2月にPC(Steam)向けに、日本語対応で発売予定。現在Steamでデモ版が配信されているほか、9月15日から開催される「東京ゲームショウ2022」にも試遊出展される。試遊出展でプレイするとチェーン付きピンバッジをもらえるようなので、ぜひ会場に足を運んでほしい。

Koutaro Sato
Koutaro Sato

何でも遊びますがメトロイドヴァニアとトレハン、ゲーム内の釣りが大好物。クリエイターやプレイヤーの人となりと、彼らが生み出す盛り上がりが大好きです。

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